百姓日誌

福津農園 Day250 水源の確認へ、ハッサクの収穫、白菜を漬ける準備、収穫

福津農園 Day250 水源の確認へ、ハッサクの収穫、白菜を漬ける準備、収穫

1月5日(金)晴れ

朝ご飯を食べにリビングに行くとどうやら昨日の夜に水が止まりかけたという話が聞こえてきた。朝ご飯を食べたあとに水源を確認しにいくことになった。最近、取水口の仕様を変えたらしくそれが原因でよく詰まるようになった。あまりにキレイな水を取り込みたいという欲求が強すぎると取り込む時点で濾過作業をしすぎるとそこで詰まってしまう。

そのために高低差を利用したろ過装置があるのだから取り入れは大雑把にして構わないはずだ。自然の恵みを利用させてもらうにはそれなりの我慢も必要なところもある。

緑色のろ過装置を通ってタンクに水が溜まっていく。

取水口の詰まりを直したあとはタンクの中に水が戻ってくることで沈殿していたゴミが撹拌されるためしばらくの間、水を排水する。大体15分くらい。鍋やなんかで排水された水の濁りを確認してから家の方へと流れるパイプについた蛇口を開く。

待っている間に回り様子を観察して遊ぶ。

直し終わって戻ると一人鶏の緑餌を取っていた妻と合流。

水が戻ってきたので鶏の水も替えて、終わったら昨日やり残したミョウガの側のハッサクの収穫に向かう。

それも終わったら、山田にも一本ハッサクの木があるということでそれも収穫する。これまた斜面に生えていて大変な場所だ。というか、この福津農園のなかに大変じゃない場所の方が少ない。斜面ばかり農業にとってはかなりの条件不利地と政満さんがいつも話している。それをどう利用するのか、それは百性の腕一つにかかっている。

やっとこさ収穫を終えて戻る。ちょうどお昼ごはんの時間だ。

お昼を食べて一眠りしたら、午後は朝市の準備だ。白菜を20個収穫。そのうち半分を朝市へ、もう半分は白菜の漬物にする。12月25日に漬けたものがすでに残り少なくなってきているようで、漬けなきゃと妙子さんが言っていた。

これまた不思議なもので漬物なんて食べたいと思ったことがない自分は毎朝漬物を食べている。年をとって嗜好が変わったのか、はたまた美味しいと思える漬けものに出会ったからなのか、妻いわく「市販の漬物にも美味しいものはあるよ」だそうだ。

ということで福津農園に来ていらい漬物好きになってしまった。常に食卓には漬物がある。それがなんだか普通になってしまった。カブの漬物、たくあん、梅干し、白菜の漬物と季節ごとにそれはかわっていく。漬物と味噌汁があればそれでいい、土井さんの一汁一菜が頭に思い浮かぶ。それぞれの素材が美味しければ本当にそれでいいのかもしれない。

白菜を大・中・小に仕分けて、残ったものを切って乾燥させておく。

そのあとはカブ、水菜、雪白体菜、大根、金時人参と収穫して他に収穫してあったみかんや金柑、キュウイなども袋詰めをして作業を終えた。

今日は久しぶりに連絡をくれた方がいたりして、何かがまた動き出していくそんな予感がした。今年はまたどんな一年になるのか、止まっていたものが動き出したり、まだ芽を出していなかったものに日が差し込んでウズウズからモゾモゾにかわって、ひょこっと顔を出すのだろうか?

いずれにしても時は止まることなく動き続けている。ただその中で自分達はあっちに行ったりこっちに行ったりと同じようなところでグルグルと回り続けているように思うときでも少しずつ少しずどこかへと進み続けているのだろう。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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