木こり日誌

新城キッコリーズ Day 241-249 5月の振り返り

新城キッコリーズ Day 241-249 5月の振り返り

#241 5月3日(金)

支柱になる丸太は地面に直に埋めるので焼いておく。

一日がかりの作業になった。

#242 5月4日(土)

支柱を埋めるために穴をほって、そこに砂利を入れて叩いて固めていく。

石灰をまいて支柱を埋めたら土を戻してまた周りを叩く。

レーザー墨出し器を使って同じ高さになるように印をうって、チェーンソーでまっすぐにカットする。

なんとかいい感じに水平が取れた。素人なりに…

#242 5月6日(月)

今日は、製材してもらった材料に石灰と灰を混ぜた液体を塗っていく、大工さん曰くこれを塗るとカビ止めになるとのこと。

どっちもアルカリ性で、強アルカリ性の液体には殺菌作用があるため、微生物の働きが抑えられるということだろうか。

自分はおおびきを寸法に合わせてカット。

それが終わったら、カビ止めを塗る作業へ。

#243 5月8日(水)

昨日はお家の片付けをして、今日はいよいよ、準備ができたものたちを固定していく。

板も雨にうたれてちょっとキレイになった。

昨日の雨はそんなに強くなかったのに草が生えていなくて、雨が地面に打ち付けるとこれだけ泥が跳ねる。約30~40cmは跳ねている。

大引きを特大の釘で打ち付けていく。

釘をたくさん生やしてしまったw

それが終わったら、こんどは根太。45cm間隔で。

次は板を切りながら貼っていく。

板が足りない、明日山下さんのところへもらいにいくことになった。

#244 5月9日(木)

朝から、山下さんのところへ足りない分の板をもらいにいく。

森に戻って足りなかった部分に板を貼って、根太が見えないようにするために化粧板も貼り付ける。

ライブを聞くための椅子も運んで、なんとか完成した。

#245 5月10日(金)

午前中は最後の確認をして、午後はジャセルとともに森の中でリハをした。

田實さんが自分で手を入れてきたこの森にジャセルの歌が響き渡り、感動して泣いていた。ぼくはほんの1年しかキッコリーズにしかいないから、そこには想像することもできないほどの苦労があったんだと思う。

その長い長い時間をかけてできた結果のこの森の舞台、色々と思い返すことがあったのだと思うし、単純にあの場所に響く歌と鳥の合唱とがいろんなものを洗い流したのかもしれない。

さぁ明日はライブだ~!

#246 5月14日(火)

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。まぁ素晴らしき日常へ戻っていくのだ。

伐倒、造材していた丸太を運び出す。

運搬している道から見える舞台、ここを舞台に素敵な時間を過ごしたんだよな~とじ~んとする。

今日はホルツ行きの丸太を運んだ。

#247 5月15日(水)

引き続き、搬出作業。

午後はトラックへ丸太を積み込み。

#248 5月16日(木)

雨のため午前中お休み。

午後から出勤して、丸太をホルツへ運搬。今は木を切る時期じゃないからか、市場には丸太が少なかった。

戻って、道を少し進められるように片付け。

#249 5月29日(水)

滋賀県石山寺への研修旅行から、高知、戻ってきて飲み会をしてからの仙台と行ったり来たりして、帰ってきたら雨で仕事はできそうになく27,28とお休み、久しぶりの出勤。

そういえば休みの間にニュースがあったのだ。丸太のない時期だったからなのか丸太の値段(立米あたり)が過去最高の値をつけたということだった。

お金のためだけに伐るというのであれば今の時期は、競合がいないから良いものを持っていけば高値で買ってくれる。けれでも、今の時期は木が傷つきやすい、残しながら出せる木を伐るといっても周りの木を傷つける可能性が高すぎる。そうなると、今、眼の前のお金は手に入るけれども、将来木を伐ることのなる人にとってはもしかしたら価値のない木になっている可能性がある。

それに、お金のためにと思って皆伐してしまったら、これから雨の多い時期を迎えた時もしかしたら土砂崩れを起こす危険性が高まる。

やはり伐る時期ではないのだ。自然と時間と人間の時間、ともにバランスをとりながら共生していかなきゃいけない。

しかし、今月の行きていくためのお金も必要だ。今日もヒノキを伐倒していく。

途中、近所のバイク好きのおじいちゃんがやってきて、舞台を見ていった。

今日の成果。

そして妻の休暇にあわせてまた休む。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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