KAZUKIの雑記 木こり日誌

9月7日からの振り返り、そして Day107 まさかのゼロ・ポイント・フィールド仮説

9月7日からの振り返り、そして Day107 まさかのゼロ・ポイント・フィールド仮説

9月7日(木) 鎌倉へ出発

先週は木曜日に間伐の続きをした。台風が来る予定だったので早めに鎌倉に移動しようと思って仕事が終わってから大急ぎで洗濯やら、木曜の夕飯当番をこなして鎌倉方面へ向かう最終の新幹線に飛び乗った。

0時前には着いてシャワーを浴びて速攻で寝た。

9月8日 (金)昼はダラダラ、夕飯を作って妻を待つ

鎌倉に行っても妻は仕事なので日中は一人で過ごすことになっている。遅くに着いたこともあって寝たいだけ寝て起きた。台風が来る予定になっていたけれど思いのほか雨も風も強くなく、何をするでもなく、本を読んだり、Netflixで僕のヒーローアカデミアを見て、デクの成長に感動したり、爆豪のブチギレキャラにクスッとに笑いながら過ごした。

遅番の妻の帰りを待ちながら、頂いてきた天狗なすやオクラ、万願寺とうがらしやをつかって夕飯をつくった。天狗なすで作る味噌炒めは絶品でナス嫌いの人でも克服できるくらい旨い!元ナス嫌いが言うのだから間違いない。でも福津農園やしらとり農場のような農法で作られた野菜に限る。本当に美味しいナスを知ってしまったらどうして普通のナスが食べられようか…。こればっかりは口が反応してしまう。自分の口が反応してしまう要因の一つが窒素過多の野菜だったということが有機農業を勉強してわかった。ナスの味噌炒めの他にオクラ納豆、椎葉キュウリと梅の和物を作って、帰ってきた妻と一緒に夕飯を食べた。

9月9日(土)読書&ピラティスレッスン

土曜日も彼女は仕事だったけれど、コーヒーを飲む時間くらいはあったのでコーヒーをドリップして出勤まで時間少しだけ過ごして見送った。

さて今日も何しようと思うけれど、鎌倉にいるくせにとくに観光をしたいという欲求もなく読めずに溜まっていた本を読もうと読み始めた。「死は存在しない-最先端量子化学が示す新たな仮説」というのを途中まで読んでいて、最初の方はすっかり忘れ気味だ。

アパートだけで読んでいると睡魔に襲われそうだったのでお隣の大船まで足を伸ばしてカフェを見つけてそこで読み進める。

著者が説明する「死は存在しない」を妻に説明しようとしたけれどキョトンという顔だった。そりゃこの本を順番に読んでいかなければ到底腑に落ちない。読んだところで腑に落ちない人もいる。

「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」というものをもとに語られていく。僕らの「現実自己」は死後、ゼロ・ポイント・フィールドの「深層自己」となる。深層自己は現実を生きている僕らの記憶ということらしい。全く同じものがそこにある。そして「自分」一人だけの記憶ではなく今を生きる人、過去に生きた人、これから生まれてくる人の記憶がそこにはあるということだ。オカルトチック~!

臨死体験や背後霊、閃き、直感、デジャブ、先祖が助けてくれたとか、この世界で起こる不思議体験は「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」で説明がつくということらしい。世界中の宗教や、それ以前のアニミズム、それらもそういう「場」とつながること、そういうものがあるということを知ることで我々を死という漠然とした恐怖から救ってくれていた。

なぜだか僕らには自我というものがあり、「私」というものを意識したり、そうすることで「個」を意識する。それが他者を意識させ、さらに「私」というものは何なのかを考えてしまう。生まれて成長していく過程で絶えず他者と私を意識せざるおえないこの不思議。ゼロポイントフィールド、あるいは天国と呼ばれる場所では自我(エゴ)が消えてしまうということだ。エゴがなくなると「私」も必要なくなり他者と私を分ける線も消えてしまう。

そこでは私はあなた、あなたは私という世界、人類皆兄弟という言われる所以はそういうことなのだろう。死んでしまえば自動的にそんな王国に行けるけれど、この現世に生きている間にそういう場所にいられたならと説いているのが様々な宗教なのだと思う。

とまぁそんな本を読んで死後や宇宙に思いをはせるのは何だか気持ちがいい。大丈夫か!?

夕方には妻のピラティスレッスンの練習としょうして自分も初めてのマシーンピラティスを体験する。それもこれも痛みを伴うこのやっかいな肉体を維持するためだ。痛みを伴わずには生きることはできない、だれも逃れられないのがこの肉体の痛み、それを少しでも和らげようと様々な運動が開発されてきた。ピラティスもその一つだろう。

2件目のカフェで本を読み終えてスタジオに向かった。

体幹の強さに関しては自信がある。初めてということでリフォーマーワン(機械のことをリフォーマーという、そのレベル1という意味)から始めるけれどできない動きというものはない。それでも、最初のフォーミングアップで行ったエクササイズのあと床に立ってみると何だか身長が伸びたように感じた。

1時間ほど初級のレッスンをしてもらって程よい汗をかいて終わった。夕ご飯を食べて帰宅。

9月10日(日)新城へ帰宅

妻の休みは水木なので完全に休みは合わない、今日も仕事へ行く妻を布団に横になりながら見送ってノソノソと僕も帰り支度を始めた。お昼少しだけ時間があるということで午前中のレッスンを終えた妻と合流してスタジオ近くのカフェでお茶をしながら30分ほど過ごして忙しそうにスタジオに戻る妻を見送って僕も駅に向かった。

大船でお昼ごはんでも食べようと思ってブラブラして噂に聞いていた天下一品ラーメンを食べた。その後は小田原へ向かってそこから新幹線に乗って豊橋へと帰って農園に戻った。

ラーメンがお腹に残っていたせいかあまり食欲もなく、夕飯は食べずにそのまま寝た。

9月11日(月)ホルツへ丸太を運ぶ一日

月曜日は土場にどっさりと出ていた丸太をホルツへ運ぶ。一便目はグラップルをつかってトラックに積み込み、二便目はユニックで2時間ほどかかって積み込み運んだ。二便目は午後になってしまって、ホルツに着くと人が少なくて先に来ていたトラックへの丸太の積み込みを待つしかなく、しばし待っていた。下ろしすのはものの数分、下ろし終えて井代の森へと戻った。山の方では岩を砕く機械で道作りの邪魔になっていた岩を取り除いてた。

そして今日9月12日(火)

朝のミーティング?で昨日の道作りの時の注意点を聞いた。道作りにおいては様々なことを考えるのだけれど、道下に丸太やタンコロがあると削った土をその上に盛ることになり、道が崩れる原因になってしまう。だから、作ろうとする道の下にはそういったものを置かないように気をつけようということだった。

あとは、道を作り進めていく時に障害になる木を倒す方向についてもよく考えて倒すようにするということだった。一人で作業する時、チームで作業する時、道の状況、様々な状況によって伐倒する方向は変わってくる。だからこそまずは先を想像する力が必要になってくる。伐倒技術はその想像を実現するために必要な力だ。伐倒技術があったらできることは増えるだろうけれど、まずは「どうするのか、なぜそうするのか」を考える必要がある。

ということで、今日の仕事に取り掛かっていった。林内に倒れている木を造材して林内作業車に載せて土場まで運ぶというのが今日のミッションだ。6往復ほどしたころにちょうどお昼になった。少し雨も降ってきていた。お昼ごはんを食べている最中に止んだ。

午後の作業再開という時になって再び雨が降ってきた。様子をみたけれど降り続いたので道を荒らさないようにということで山から退散。

ラボでカケラプレートを作って今日の仕事は終わった。

帰りに近くにあるcahcahというお菓子屋さんに寄った。今テラスを作っているということで、ここで使われているのがキッコリーズが伐って出してきた木だ。何かを作る時に「誰々の伐るこの山の木を使って建てたい」という人が増えてきたらいいのになと思った。どこのだれが伐ったのか、どこからやってきたのか分からない木材を使って何千万もする家を建てているけれど、それに使われている素材一つ一つのストーリーを語れたならなんか素敵だ。

こんな思いの人が、こんな場所から持ってきて、こんな思いを持った仲間の元へと渡って、カタチになっていく。そんなストーリーが見えずらくなってしまっているのが今の世の中なんだろうな。効率化、生産性、大量生産で安く、そこに偏りすぎておかしくなってしまっているのが今で、そこにもストーリーがあるのだろうけれど、そこにはあまり重きを置いていないだろうなそういうものは。

田實さんが創ってきたものが少しずつ繋がってきて、大きな物語となって目に見えてきているのが何だか面白い。一つ一つは脇道だったものが繋がってきてメインストリートとなって色んな人達の目に見えるようになってきている。新しい道にみんなが気づきだしてきてた。みんなメインストリートからしたら、また別な脇道だろうけれど、脇道には面白いものがたくさん潜んでいるものだ。そして脇道はいずれメインストリートと繋がる。みんなの物語と繋がっていくはずだ。

そう考えるとそれぞれの人がそれぞれに道を作っていて、だれかの脇道にそれたり、また自分の道に戻ったりしながら、道を繋げあっているのかもしれない。

これもゼロポイントフィールド仮説か!なんでも関連させたがるやつだ(笑)

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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