6月28日(水)晴れ
午前中はホルツへ。下ろしてもらっている間に他の会社が切り出してきた丸太を眺める。
すごくデカい杉の丸太があった。直径70cmもある。こういうデカいのは高いんだろうなと思いながら、職員の方がやってきたので話を聞いてみた。どうやら、太いけど年輪と年輪の間が開きすぎていてあまり商品価値はないらしい。
そして節がある。葉節というのも商品価値を下げるものになる。杉は日の光を受けると幹の途中から小さな枝を出す。それが大きくなっていく過程で内側に残ってしまう。
こっち大きいヒノキがあるからと連れて行ってくれて、こっちのは目が詰まっているのでそれなりの値段がつくよと言っていた。たしかに見てみると年輪が均等に並んでいてキレイだ。ちなみに青い線は直径ではなくて、この丸太を出している会社を識別するための色だった。
この太い丸太でもやっぱり節があると価値は落ちてしまう。
見た目というはそこまで大事なんだろうかと思ってしまう。機能と見た目、機能だけがどんなに優れていても見た目、デザインという要素が求められる。僕らはどこで折り合いをつけるのか、どちらも優れているものを作り出した時の喜びというものはあるだろう。でも足りているはずの機能もどんどんバージョンアップを繰り返していく。どこまでいったら気が済むか。サルサの道を進んでいるときにも満足感というものはなかった。何かを削って何かを得ていくという場合には一歩立ち止まって考えてみなければいけない気がする。
下ろして戻ってきたら、再び集材。そしてお昼。
午後も集材して終了。