木こり日誌

新城キッコリーズ Day13 経営者の条件を思い出し、新しい習慣を作っていく

新城キッコリーズ Day13 経営者の条件を思い出し、新しい習慣を作っていく

4月19日(水)晴れ

新しいことに慣れるには日々の生活をルーティン化していくことが先決だ。まずは何よりも新しいことにどうやって適応していくかが今の課題だ。そこから自分の時間も生まれてくる。

ドラッカーもその著書「経営者の条件」の中で言っている。まずは何よりも自分の時間が何に使われているのかを確認せよと、自分の時間を分単位で記録(記憶じゃなく)することで見えてくる自分の時間の使い方。記録することで、意外とテレビ見てる時間が多いな、とか掛かってくる電話に対応してる時間が多いなとか分かってくる。

その前に僕たちは「時間」を使って何をするのかってところが大事でドラッカーが言っているのは「我々の成果は何か」と自分に問うこと。ドラッカーの言うところの「成果」とは「社会における変化」だ。会社の中には成果はない、あるのはコストだけだ。

会社の外の人達が喜ぶ笑顔がみたい、これを使ったらなんだか癒やされて明日の力になってその人のアクションが変わり、さらに社会に変化が起きていく。サルサを踊っていたら、サルサを踊ったみんながペアダンスの楽しさを知ってパーティーを楽しんでくれたり、踊れるようになることで他の県のイベントに参加したりすることで色んな人と繋がっていったり、自分のように緊張感を醸し出すことなく相手の懐にするりと潜り込む力がついたり(笑)そうすることで人との付き合い方に変化起きる人もいるだろう。そうするとできることが変わってくる。社会に変化が起きる。もちろん心身ともに健康になって毎日に生活が変わっていくことで、また小さな変化が起きる。

ドラッカーは成果のことをそんな風に言っている。これは組織で働く僕らすべてに言えることで経営者だけが考えるべきことではない。ドラッカーは「組織」という道具を上手く使うことによって社会に良い変化を起こせると考えていた。現代は組織社会で会社に限らず、小さな団体やサルサのクラスにでさえ「組織」というものを見いだせる。家族も「組織」だし、至るところに「組織」というものが存在する。組織に使われるというが、本来は「組織」という道具を使うことが大事だ。道具に使われていては社会における大きな変化という成果は期待できない。個人は組織に貢献し、組織は個人に成長と自己開発の機会を与える。

ドラッカーの話になってしまっているけれど、彼が書いてきた本は「事業のマネジメント」「人と仕事のマネジメント」「個人のマネジメント」のいずれかに分類される。そのなかで「経営者の条件」は個人のマネジメント、セルフマネジメントについて書かれている。そしてその中に出てくる成果を上げる人が行っている5つの習慣的な能力の1つ目が「時間を管理する」ということで、生活が変わった今またドラッカーの言葉を思い出している。

  1. 時間を管理する
  2. 貢献に焦点をあてる
  3. 自分の強みを生かす(人の強みを生かす)
  4. 需要なことに集中する
  5. 成果のあがる意思決定をする

「成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の積み重ねである。実践的な能力は習得することができる。それは単純である。あきれるほど単純である。」

ピーター・F・ドラッカー著 「経営者の条件」

読書会が懐かしい。ということで時間を見直すことで何に時間を使わなきゃいけないのかも分かってくる。ということで今は仕事にいくために弁当を作らなければならない、ドラッカーについて語っている場合ではない。お弁当を準備して、朝ごはんを準備して、出発する。

今日は北側の木を伐っていく、伐った木を出してくるために道を作る。田んぼと山との間には獣害を防ぐために柵が立てられていて、それを外すのに一苦労した。植物はさくなんてお構いなしに間からするりと抜けてくるし、地面からは名前のわからない蔓がキレイに巻き付いて、柵と柵を自然と縛ってくれている。

グラップルからバケットに交換して道を作っていく。その間にシバケンさんと僕とで木を倒して枝を払ったりを繰り返していった。お昼を食べて午後も作業を続けていく。

あっという間に一日が終わる。重たいブーツという重りを足かせに斜面を上り下り、脚とお尻の筋肉が発達してさらに踊りに磨きがかかりそうだ。作業が終わると体が無性に炭酸を欲しがっている。途中の道の駅で何か飲み物ないかな~と思って探してみたけれど、目ぼしいものがなくて、自販機を見てみるとそこに並んでいてクラフトコーラが目に入った。これだ!と思って買って飲んだらお玉が初めておしるこを食べた時の感動よろしく「うんめ~っ!」と心の中で叫んでしまった。まぁ喉の乾きが、空腹が、飢餓状態が最高のなんとやらと言うけれど、そんな状態ならなんでも美味しく感じるものだ。

盆栽ベースで手入れをするという習慣にせっかくだから温泉も入ることも組み込もうと思い始めた。温泉で体の疲れが癒されたらなんて思いもあるし、自分達が…ってまだ僕は伐りだしていないけれど、新城キッコリーズが伐りだしてきた杉や檜を原料とした薪で温泉のお湯が加温されていることもあって温泉は自分達の商品のようにも感じる。そこに来るお客さん達の様子を見たりすることで何かを感じたりすることができる。

ちょうど手入れが終わるころに田實さんがやってきた。せっかくだから法人券(年間パスのようなもの)を利用すると4人まで一緒に温泉に入れるというのを聞いていたのでお供させてもらうことにした。

個人の年間パスを買おうと思ったら現金のみということで後日お金を持ってきて買うことにして農園に戻った。

家に戻ると玄関の前を照らす照明のもとに美しい緑のカエルが、もしやモリアオガエル?と思って持っていって政満さんに聞いてみるとそうだった。産卵しにやってきた来たらしい、もうそんな時期なんだ。可愛い顔になんだか癒やされた。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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