6月3日(月)
5月は休みすぎた、いや致し方ないのだけれど、イベントずくしだったのだ。森でのライブ、高知へダンス修行、そして仙台でのパフォーマンスといっきにやってきた感がある。
そして、妻の休暇に合わせて三重の伊勢神宮に行ったりして、今日はフォレストワーカーの研修の始まりだった。開講式に参加しに豊田市森林会館というところへ向かった。
まずフォレストワーカーが何なのかっていうところから始めないといけない。林業に従事する人を増やそうという取り組みの一つで、愛知県林業振興基金というところが事業体、林業初心者(1~2年目までの人)を手厚く補助してくれる。「緑の雇用」という事業だ。林業の会社というのは儲けを出すのが非常に難しい仕事だ。
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「緑の雇用」とは? - 森林の仕事、林業で働きたい方の就業を支援『緑の雇用』RINGYOU.NET
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世間では地球環境問題の解決が叫ばれ続けているけれど、技術やなんかだけでどうにかなるものでもないし、実際に現場でカラダを動かす人が必要なんだ。そのために、お金が使われるということは望ましいことでもある。
ただやっぱりそこに頼り切りになることの弊害はある。そのお金ありきで物事を考えるようになってしまう。そうすると動きが遅くなったり、決断が鈍くなることもあるきがする。だれの決裁もいらないのなら間違いなく早く動くことができる。上手く使えるのなら利用するにこしたことはない。
ということで、本人へのメリット、デメリット、会社へのメリット、デメリットを確認しつつぼくはありがたく使わせいただくことにした。これから3年間の研修が続く、それが終わるとフォレストワーカーという資格がもらえる。
今日の話で面白かったのは、ある林業の会社では労災保険を年に1000万円ほど払っているとのことだった。会社の売上から毎年1000万円もの保険料を払わなければならないなんて…それだ事故が多くて保険を使うことが多いということだ。自分のところの会社だけの問題ではない、他社の従業員がケガをして労災を使うことで業界全体の保険料が上がってしまう。今一度作業するときには気をつけようと思った。
あとは現場に人が足りないとは言いつつ、愛知県内の製材製品を作れるキャパが素材生産の立米数よりもかなり少ないということだった。製材できない分は他県に流出してしまっているということだ。そもそも、製品になって売れるということなのだろうか?だとしたら、製材所がもっとあればいいのだろうけれど、そこもまた人材が不足しているところなのだろう。いっぱいいっぱで製品を作っているのだとしたら、そこにはまだお金を生み出す余地があるということになる。
いろんなことを知ることで、自身からも会社の活路を見出すことができるかもしれないなぁと学びを深めたくなった。現場の仕事もしながら、そんな情報にも触れながら何かが芽吹いてくるのをまとう。