12月8日(金)
農園の方はそれほど冷えていなかったが井代について朝のしたくをして燃料を取りにいくと霜が降りていてかなり冷えたんだなと思った。
今日は昨日の続きで道沿いの木を伐倒しながら、出しながら、道を塞いでしまう材を造材しながらと動き回った。
田實さんのペースに一生懸命ついていく、次々と伐っていくからこれが十数年の経験かと感動しながら、こうなって、ああなって、今これをしてと自分の頭のなかもカチカチと切り替えながら作業していく。
枝払いをしたときに一つ注意点があった。深く切りすぎてしまったものがあって、刃の入れ方について注意するように言われた。その時に枝と幹の境はどこか?という話があり、どこなんだろう?と考えたこともなかったけれど、少し盛り上がった先から枝で、盛り上がっている部分は幹なんだということだった。立っている木の枝うちをする場合は本来の「枝」と呼ばれる部分を切る。製品として市場に持っていくときはまん丸に近づけるためにその盛り上がった部分も含めて切り落とす。
ロープで木を牽引するときには木のしなりに合わせて力を加えてあげることで、無駄に力を使わずに倒すことができる。なんだか力を抜いたら反方向に倒れるんじゃないかという思いもあって常に引っ張り続けていたけれど、意外と倒れない。それもその木を状態によるのだろうけれど。
臨機応変のオンパレードなのがこの世界。現場でのすばやい状況判断、様々な現場を経験することで、そのときにあった意思決定が行われる。
来週も引き続き作業は続く。