木こり日誌

新城キッコリーズ Day163-174 12月残りのまとめ

新城キッコリーズ Day163-174 12月残りのまとめ

今日は12月31日、2023年が終わる前には12月にやったことを振り返ろう、日誌を書かなきゃ終われないという思いをいだきながら、ようやく今日更新できる。12月もなんだかんだと時間をとれずに過ぎ去っていったなぁと思う。

だからといって何もできなかったということもなく、VO!!のSUBURI STUDIOや日々の仕事を淡々とでも冷めたようなこともなく、温めるような感じでやってきた。親鳥が卵を温めるようにずっとそこに座り続けるようにでも物事は少しずつ前進しているような感じ。黙っているようでも時間は進むし、止まっているようでも僕の体はその場にとどまり続けようと動き続けている。バランスを保ち続ける。バランスという言葉が最近のもっぱらのキーワードになっている気がする。

バランスを保つというのはとてもエネルギーを使うことで疲れることなんだと最近感じる。開放しすぎることもなく、閉じすぎることもなく、その時その時で調整し続ける。振り切ってしまえばとても簡単で楽なんだと思う。時々そういう瞬間を持つことが大事な気もするけれど、僕自身はなかなかそうはいかない。関係するものすべてのバランス、バランス感覚が今必要とされている。

すべてのものごとは循環しつつその中で互いにバランスを取り合っている。バランスが崩れていると思えてもそれすらもバランスを取るためのものごとなのかもしれない。人に不都合であっても他の生物にとっては都合がよくなることもあるだろうし、人にとって都合のいいことは他の生物には不都合なこともある。どちらかに振り切りすぎてしまえば、ただバランスを保とうとする見えない力が働く。もっぱら取り上げられるのは人間にとっての不都合なのだけれど。

今こうして書きながらポロポロとこぼれ出てくる言葉を書きなぐっていくと、悲観でもなく楽観でもなく俯瞰していくそういうことが大事なのではないかと思ってきた。そんなこと誰かが言っているような気もするけれど、あらためてそうなのだろうなと。

来年のキーワードは「俯瞰」かw

ということでまずは振り返ろう。

12月11日(月)

11日は小学校への出前授業をしていた。12月に入って、アメリカから見学と体験でクラークくんという若い大学院生が来ていた。一緒に小学校にいってそれも体験してもらった。

田實さんが買ってきてくれた五平餅とともにお昼を一緒に食べて、つたない英語を駆使しながら話をする。数日クラークくんと一緒に作業しながら過ごして思うことは、コミュニケーションは完璧な文法を必要としないかもしれないということだ。一生懸命伝えたいことを知っている少ない単語を使って伝える。そして、それを理解しようとしてくれる姿勢。この2つが合わさって始めてコミュニケーションが生まれる。伝えたいだけでも伝わらないし、理解しようとする姿勢だけでも伝わらない。伝えようとする気持ちと理解しようとする気持ちの2つが必要なのかもしれない。

伝えることと理解しようとすることの間にコミュニケーションが生まれるそんな感じだろうか、そう考えているとサルサもそうなんだなと思う。相手がわかる言葉を探すように、どんなことができるだろうか?と考えて相手と接する。今この人はこんなことがしたいのかもしれないという思いを汲み取って動いていく。キャッチしやすい場所にボールを投げる。そもそも今キャッチボールをしているんだということを共有しながら、ボールを投げる。その付近にボールを投げる技術というのはある程度必要だろうし、そのあたりに来たボールをキャッチする技術も多少必要だろう。

言葉においては「言語」を知ること、ダンスを踊ることにおいては「ステップ」を知ること、キャッチボールをするには「投げること」「掴むこと」が最低限必要になるのかもしれない。

もっともっと深いところに降りていくと、言葉にならないものならその限りでもないのだとも思う。喜怒哀楽なんかは表情や動きにも出てくる。何か気も出ているのかもしれないけれど、ぼくらは人の動きは表情の機微を敏感に感じ取ってその「気」とやらを感じ取っているのだと思う。

子供たちの成長には人との関係も必要だろうし、こうして自然の中にあるたくさんの刺激、植物の様子や変化に目を向けることで何かを感じる能力が身につく。僕らの周りには本当にたくさんの生物が住んでいるんだけれど目を向けようと思わなければ何もないのと同じくらい存在していないように感じてしまう。

生きていく中で人間以外の存在に注意を向けるということは必要なことなのだと感じている。それが巡り巡って様々なものとの関係を築いていくときに必要になってくる能力を育ててくれる。

様々な植物の姿かたち、住む場所、触ると痛かったり、柔らかかったり、それだけでも多様であるということを直に感じられる。想像もできないくらいに多様な世界にぼくらは暮らしていることに気づく。

「何もない」と思っている田舎だけれど、何がないのか、それはSNSやメディアで取り上げられているものがないだけなんじゃないのか。僕らの物欲を一時的には満足させてくれるけれどそれらはぼくらを満足させてくれることはないというのはだれしも知っている。バージョンアップ、モデルチェンジを重ねるものに終わりはない、終わってしまったらそれを作っている人たちの生活も終わってしまうということになるのだから、終わることもできないのはわかる。

それと同時に淡々と生きている存在がいる自然に目を向けることもやはり大事なんだと思う。彼らも長い長い時間をかけてバージョンアップやモデルチェンジをしていると思うけれどそれは気づけないほどゆっくりなのだと思う。この早いアップサイクルでもしかしたら自然もそれを強いられているかもしれない。

自然の時間に引き戻されるときがくるかもしれないなとぼんやり思う。

出前授業の振り返りにはならなかったけれど、また色々と考えさせられたな。

12月12日(火)

朝は雨が降っていてラボでカケラプレート作りをしていた。

晴れてきたので外でランチ。

午後はホルツへ丸太を運搬。

12月13日(水)

午前中は伐倒作業。

午後は薪土場へ丸太を運んで積み下ろし作業。

12月14日(木)

午前中は、少し奥の場所にある木を伐った。

午後は明日ホルツへ持っていくために丸太を積み込んだ。

木を伐るたびに森の状況は変わっていく。最初に考えていた案でも上手くいっていないのであればより良い方法に変えていくってそれは普通なことだ。

走りながら考える。

一手一手、一手ごとに変わる状況を見ながら手を変えていく。

今回は全部上l法に倒そうとばかりしていた。当然かかり木になるを数回繰り返していた。伐っていけば、スペースも空いてくる。そこを上手く使っていくことも考える。道の位置(最初に考えた)に囚われすぎない。そこから少し道を拡張してもらうことを考えたりしたらいい。

自分がもっている手数が少なすぎて考えが出てこないというのもある。

と書いていると何をしていたか思い出した。チルで一生懸命に難しい方に倒そうとしていたなと。最初は選んで一番倒しやすい場所(といっても最初はスペースがないからどうしても難しい場所になる)にと思って作業していて、そこから伐るごとにスペースは増えていくし、スペースを作ってそこに倒すということもできるようになってくる。

次々と変わっていく状況に適応していく力が圧倒的に必要な作業だなと改めて思う。そういう意味ではダンスレッスンも同じかなとも思う。そこにいる人達によって進め方は変わる。どういう人が来るのか当日まで分からないということもある。そこでサルサっていいなって思ってもらう。そう考えると100点満点のレッスンってできたんだろうかと思ってしまう。そのために自分は何をしてきたのか?

12月15日(金)

朝一でホルツへ。

市場で「枝虫でも18かみだったら高く買えるよ~」と言っていて、「かみ」ってなんだ?と思いつつ、合板用にあまりよくない(とされている)材でも高値で買うよということを言ってた。

市場で求められているものを知ることで少しでも売上は上げられるし、それだけに頼っていては市場任せになって共倒れ、というか会社だけが倒れるというはめになる。それもやりつつって感じだな。

今日はちょうど雨ということもあって「やまのこう」にしようということになった。

「やまのこう?」

また知らないワードが出てきた。「山の講」とは

https://okamori.org/category/岡森フォレスターズ
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okamori.org

この日に山に入って作業すると木になってしまうという話があるらしい。木になるということはそこで命を落とすということだ。

ということで山には入らず、mokkaさんと一緒に工房めぐりをすることになった。無駄なものはないという居平さんの工房を見せてもらってDIY精神を叩き込まれた。

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そのあとは作手の漆職人の方の工房を見せてもらった。

12月18日(月)

朝一、建設会社さんで注文を受けていた丸太を積み込む。

あとは一日伐倒作業。

たくさんチルを引いた日だった。

12月19日(火)

午前中は最初に切り始めた場所に溜まっていた丸太の集材作業。

それが終わってから、プロット1の場所の写真を撮る作業。金木を切って選木。

午後は田實さんのみちづくりの補助。

今日の午後は作業、田實さんが道を作りながら邪魔な丸太を寄せるという状況で前にバックホー、後ろに林内作業車、いつもだったらバックホーにワイヤーをかけて、積み込みというイメージだった。今日、林内作業車のウィンチを使って、道作りの邪魔になっている丸太をバックホーで脇に寄せて、それを後方にある林内作業車のウィンチで引っ張るというやり方だった。

一緒にやると田實さんがどんどんと動いていって、それについていくのがやっとだった。これが本来のスピードなんだなとあらためて思った。

積み込むよりも早く寄せていってたので、林内作業車の前方やわきに一度集積したほうが良かったのかもしれない。

12月20日(水)

プロット2の選木と金木の伐倒。

そして丸太の集材。

12月21日(木)

注文を受けていた樫の木を切る。

道作りのために邪魔になっている丸太の集材。

12月22日(金)

午前中は薪土場行きをトラックに積んでクラークくんと下ろしに行った。

午後は杭を運んだりして、クラークくんとの記念撮影なんかをして終わった。

だいぶ道づくりが進んでいた。

12月25日(月)

午前中はホルツへ丸太を運搬。

午後は道作りの支障になる木を伐倒、造材をして終わった。

12月26日(火)

仕事納の日。

朝一でゴルフ場の方が丸太を取りにくるということで、ユニックを使っての積み込みをした。人のトラックに丸太を積むということでいつも以上に慎重に作業して無事に終えた。

木をトラックに積むときにも色々と積み方があるので覚えておきたい。後ろにはみ出したり、前のあおりの上に載せたりなどなど。

終わったあとは引き続き道づくりの補助。

お昼は「こんたく長篠」へ

こんたく長篠「焼き肉レストラン」
こんたく長篠「焼き肉レストラン」

www.ja-aichihigashi.com

仕事納めということ焼肉をごちそうになって来年のために精力に。

午後も少し作業。数本伐倒の予定がこんな時は予定外のことが起こる。それが「山」らしい。

ぼくは一本切らしてもらって、受け口が大きくなりすぎた。来年の課題だ。

その後、谷側での作業を注意され、山側に移動したところ上からさっき倒した木の枝がなぜふってきて頭にぶつかった。幸い大きな枝ではなかったしヘルメットも被っていたから何事もなかった。

山の神様が今年は終われと言っているということで本当だなとしみじみと感じた。

山の不気味さというのは昔からあるけれど、やっぱり何かいるんだろうなと思わざる負えない。

境界線になっているところにある木や枝はキレイに片付けると山主さんが歩きやすくなって喜ばれる。

出せるところは太い木を伐っていく。出せないところは細い木を。

12月27日(水)

鎌倉へ移動して無事に試験をパスした妻と合流して、合格祝いに「Latteria BeBé」へ。

Latteria BeBè Kamakura
Latteria BeBè Kamakura

latteria-bebe.com

自家製チーズを使った料理の数々に舌鼓。

そのあとは、「&Tea」さんのお家にお邪魔してもう一度お祝いしてもらうw

植物 | ANDT KAMAKURA| 鎌倉市
植物 | ANDT KAMAKURA| 鎌倉市

www.andtkamakura.com

楽しい宴はまた夜中まで続いた。

12月28日(木)

朝から青森へ帰る準備をして、遅めのモーニングを取りに「VERVE」へ。

カリフォルニア発のスペシャルティコーヒー
カリフォルニア発のスペシャルティコーヒー

vervecoffee.jp

ショートブレットとチーズサンドを食べて、鳩サブレを買って出発。

石巻にある道の駅「上品の郷」を目指した。

夜はそこにあるふたごの湯に入って、車中泊。

道の駅と温泉の施設が木を使って作られていて、大胆な丸太の柱にあっとうされた。

二人してビビンバを食べて温泉に浸かって寝た。

12月30日(土)

朝は久しぶりの「ハシモトベーカリー」へ。まだここ以上のクロワッサンに出会っていないというくらいに美味しいクロワッサンを買いに出かけた。

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車の中でパンとコーヒーで朝食をとってうちへと戻って実家に帰る準備と同時、来年からの新生活へ向けて使えるものを車に積み込んで。

来年からはお世話になった福津農園を出て井代の森のそばにある一軒家へ引っ越して一人で生活する。時間もできて色々できるようになるのか、木こり生活がさらなる高みに登ることになって忙しくなるのか、いずれにしてもまた生活のリズムがまた変わるから徐々に整えていきたい。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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