百姓日誌

福津農園 Day46 畦の草刈り、除堀作り

福津農園 Day46 畦の草刈り、除堀作り

5月8日(日)晴れ

土曜の昨日はしっかりお休みして、妻の一言で東栄町に遊びに行ってきた。そこでまた面白い出会いがあった。それはまた別の機会に書くとしよう。

今日は朝から暖かくて半袖で外に出ても寒くない。顔を洗って朝ご飯までの少しの時間本を読む。ご飯を済ましたら、いつものルーティンの始まり。

鶏の水を替える。

鶏たちは釜から溢れた水をものすごい勢いで突く。溢れた場所の土、土に含まれている何かを食べているのか我先にとそこに集まっていくる。

今日の緑餌はハンマーナイフ(切ると刻むを一緒にやってくれる)で粉砕してもらった。いつもだったら、鎌で草を刈って、押切で刻むという作業をするのに30分くらいはかかる。それがものの10分くらいで終わった。石油エネルギー様様だなと思った。鶏の餌のために毎日この機械を動かすのはどうかと思うが、毎日使ったら、人間の体への負担は少なくて相当楽ちんだろうなと思った。

ただし、石油エネルギーは簡単には作ることができないし、使うことによって二酸化炭素を排出する。まぁ人間も呼吸をして二酸化炭素を排出するけど、人間を動かすためのエネルギー源となるものは自分たちで生産できる。しかも上手く循環のサイクルを回せたらそこから人間に必要なエネルギーを無限に引き出せるんじゃないかと思う。人間は朝ご飯を少し食べたら午前中は軽々動き続けられる。なんなら、朝ご飯だけで休憩しながら夕方まで動く。機械と比べたら、実は超省エネルギー設計になってるんじゃないのかとさえ思う。機械は、石油エネルギー、電気それらの供給が途切れたあっという間に動けなくなる。

そう考えると人間の体は本当にすごい、断食を3日間したことがあるけどまぁ動く。時間を大幅に短縮してくれる機械の力ってすごいなと思うとともに、長時間動き続けられる人間の体もすごいなと思いながら鶏たちに緑餌を配り終えた。

あまった草はスギちゃんにも。

終わったら、畦の草刈りと除堀。一番手前の田んぼは昨日終わらせたようだ。

田んぼの緑肥のために、冬から伸ばし続けてきた鶏小屋の南の斜面の草を刈る。

田んぼの中には、レンゲ、スズメノテッポウ、セトガヤなんかが生えている。それぞれに役割があって、田んぼの中の土が痩せている所には背の低いスズメノテッポウとレンゲが生えている。スズメノテッポウは背が低く、太陽光を遮らないためそこにレンゲが生えることができる。またマメ科の植物で作物の成長に必要な窒素を固定する役割も持っているから土を肥やしてくれる。

それとは反対にセトガヤはそれらより、背が高く、そこまで成長するために窒素を使う。それによって、田んぼ全体の窒素分は均一になるということらしい。

田んぼの中にある草はそのまま田んぼに返して、その時どんな草がどこに生えているのかを見て土が痩せているところには斜面に生えている草を入れる。それが田んぼの肥料になる。ここには鶏糞もある、入れることによってお米がたくさんできるかもしれないれど、窒素過多になり、病気になったり、害虫を呼ぶことになる。なので、収量は少し減るけれど病気も害虫もないほうが良いよねということで草以外はいれない。

草を使う場合は注意は必要だ。ハンマーナイフで粉砕した草はしっかりと乾かす、太陽にしっかりと当てて草を殺す。その前に、土の中にすき込んでしまうと生きた草を分解するための微生物が土の中で繁殖してしまう。生きているものを分解するくらいだから、もちろん稲にも悪い影響を与える。

また、死んだ草を分解する別の微生物もいる。しっかりと乾いたあとにそれらが活躍するが、さらに雨が降って濡れることでその微生物が増えてさらに分解が進む。そこまでしてから、ようやく耕すことができる。

ということで、午前中は2枚目の田んぼの草刈りをして終了。

稲の芽が出てるよう~ということで覗いてみると、1cmくらいになった緑の元気そうな稲が芽を出していた。

作業が終わって長靴を脱ぐとセトガヤの種が飛び込んだのか靴下に食い込んでいて、一個ずつ摘んで取るはめに。

お昼後を食べて30分くらい昼寝。

午後は一番南の田んぼの草刈り。ビフォー、アフター。

草刈りが終わった後は、最初に草を刈った田んぼに平鍬で除堀を作る。この田んぼは隣に池があり、そこから水が染み出してきて水が溜まりやすい。耕耘機を使うまでの間、その水を切るために除堀を作る。

鍬で土をあげていると、イモリがわんさか出てきた。水が常に染み出してきていていい感じの泥状態になっていてイモリが越冬するには最高の環境だったらしい。

ひとまず今日の田んぼの作業はここまで。

温床の上の苗達の様子をみるとそれぞれ芽が出てきていた。ちょっと乾き気味だったので水をあげる。

政満さんが用事をすませて帰ってきて全部の田んぼにハンマーナイフを掛けていた。なんだか田んぼらしくなってきた。あとは草が乾いて、雨が降るのを待つ。次は畦塗り。

最後はフキを収穫。やわらかい葉っぱは炒め物に、食べられそうにない葉っぱはスギちゃん用に。このあとたえこさんが「きゃらぶき」を作る。

今日は一日草刈りの日。花粉か、草刈りで舞った埃のせいか、夜は花が詰まったり、鼻水がでたりで苦しい。さぁ風呂に入って寝よ。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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