木こり日誌

新城キッコリーズ Day109 小学校にて出前授業

新城キッコリーズ Day109 小学校にて出前授業

9月14日(木)

この日は小学校での森林、林業出前授業。

自己紹介で無茶振りのサルサを披露して、田實さんによる2時間ほどの授業が始まる。

森、林、樹木園の違いに始まり、それぞれを管理する人の違い、水源涵養実験を通して森を手入れしていくことの大切さを語る。

学校のそばには川が流れていて、その川の水がどこから流れてきて、どこへ流れていくのかを班に分かれた子供たちに考えてもらった。森の環境を整えることは、自分たちが暮らす地域に流れる川のためであり、川に暮らす生物たちのためでもある。川の水を利用し田んぼでお米もつくるのだから、毎日美味しいご飯を食べらるためには目の前の川を綺麗にすることもしかり、その川の水が流れてくる上流のことにも想像をめぐらしていく。するとどんどん俯瞰して世界を眺めることになり、世界は繋がっていることに気づく。ミクロにマクロに物事を眺めるための勉強にもなるなこういう授業は。

そのあとは、樹木園の中にある植物を使ってフィールドビンゴなるものに取り組んでもらった。手のひらより大きな葉っぱ、すべすべの木、木の実がなっている植物、ザラザラした木、トゲトゲの葉っぱを持つ植物etc、この小さいな樹木園でも色んな植物が見つかるものだ。

きっとそれ以上に色んな植物があるんだろうな。目を凝らせばそこには多種多様な植物がいて、普段は一緒くたに「草」とか「木」とか言ってるけれど、ホントに沢山の植物がそこかしこにいるということに気づく。これはホントの意味でよく見るということを養うゲームなんだと思う。

最後は校庭にある大きな木(名前を忘れた…)、2年前に撮った写真(前回の出前授業が2年前だった)と今の木を見比べてその変化を観察してもらった。子供だちはよく見てるな~と思ったのはその大きな木も見てたと思うけれど、その周りにある植物のことも見ていて「この木も何だか枯れてきてる!」と言ったりしていた。

大きな木が枯れてきた原因はなんなのかそれを考えるのは先生と子供たちという宿題を残して出前授業は終わった。

小学4年生ってこんな感じだったな~と小学校でのサルサレッスンや、キッズクラスのことを思い出した。少しずつ大人になってはいくだろうけれど、今の気持ちや感覚も失わずに大きくなっていけたらいいんだろうな。自然災害(人間が引き起こしているのだろうけれど)が増えてきている昨今、ますます地球環境に関することを理解する必要性が増していくなかでこういう授業は必要だし、そういう授業を受けられるということは幸せなことだと思う。

午後は山で仕事をして、盆栽センターで木曜会に参加してお酒を飲んでご飯を食べて寝た。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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