木こり日誌

新城キッコリーズ Day5 役所巡りと現場の下見

新城キッコリーズ Day5 役所巡りと現場の下見

4月7日(金)雨

予報通り今朝は雨、今日は月曜日から始まる現場の確認に行く。その前に現場の山林が国定公園や保安林になっていないかを確認しに行く。新城市役所にある森林課と愛知県新城設楽総合庁舎の林務課を尋ねる。市と県でそれぞれ管轄するものが違うらしい。ということしか分からない。

保安林かどうかは電話やメール、HPなどでも確認することができるとのことだった。

林務課でも少しだけ話を聞かせてもらった。自然公園や国定公園の中であっても伐採できるところはある。その条件としては開発をしない(ソーラーパネルの設置など)、または植林などをするということであれば伐採の許可はおりる。にしても、様々な条件をクリアして初めて木を切ることができる。実は簡単に切れない木というものは何なのか改めて考えさせられる。

たしかに皆伐することで土砂崩れの危険性は増すだろうし、熱海の土砂崩れなどもあった。そのような乱開発を止めるということが目的ではあるのだろうけれど、ますます木を切ること、それを有効に活用しようという機運が下がっていってしまいそうだ。自分もそうだけれど、一般の人も殆ど知らないだろう。この仕事に関わることでますます社会が見えてくる気がする。

保安林にも国定公園にも含まれないということで新たな手続きは必要ないということだろうか。確認を終えて僕らは作手(つくで)の山奥に向かった。

作手に着いてもその雨はやまず、むしろ強さが増してきた。今回は田んぼの日照確保のために木を切る。そのために山の中に入り地形を確認したりしながら、どうやって木を搬出するのかも考えていく。といっても僕はまだどんな作業の流れになるのかが全然イメージできない。今はとりあえず田んぼの周りに張り巡らされたフェンスは邪魔だなということぐらいが分かるだけだ。

スギ・ヒノキは切るけれど、残しておきたい植物もある。そういうことも考えながらの作業だと余計気を使うことになるだろうな。

外から見ると山の起伏は分かりづらい、森林の中を歩いてみると平坦な場所があったり急な斜面があったり小さな沢、大きな沢が流れていたり、そこに向かって谷になっていたりする。どんな風に作業をしていくのか来週から始まる仕事をよく観察していこうと改めて思った。けれど、来週5日間の作業があるうち3日間は研修でいれなくて残念だ。しかし研修を受けることで少しずつ貢献できることが増えていくのだ。

一応カッパは着ていたけれどズボンがビッショリズボンが、そのまま盆栽センターに戻った。今日の作業はそんなところで終わった。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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