木こり日誌

新城キッコリーズ Day6 初の現場作業まずはチルホール

新城キッコリーズ Day6 初の現場作業まずはチルホール

4月10日(月)晴れ

今日は作手で作業があるのでいつもよりも早く起きて準備する。6:50には家を出た。今のところ自分ができる作業は多くない。仕事で木を切るためには免許が必要だ。その他に重機を操作するための免許、木をワイヤーなどで引っ掛けるための免許、他にもたくさんある。少しずつとっていけたらいいなと思う。まずは今週の水曜日からチェーンソーの研修があるそれを受けると免許を貰えるということだ。

作業場についてまず今の自分にできることはフェンスを外す作業。フェンスを留めている針金を外していく。

作業していると田實さんがやってきてこの現場についての段取りについて話すのを聞いた。

ポイント

  • 下見をしてこの山の木をどうやって伐って、どうやって出すのか
  • どのくらい木を切るのか
  • この現場ではどんな道具や機材が必要なのか
  • 切る前に持ち主の方に伐る範囲やどのくらい伐ったらいいのかを一緒に確認してもらう

公図を見ることで持ち主の山の範囲というはだいたい分かるけれど、やっぱり現場に来てみると違ったりする。

この山ではアセビ(別名:アセボ)の木を境界線に植えていて、よく見てみると確かに並んでいた。

この範囲の中で木をどうやって倒していくのか、なるべく隣の持ち主の山には倒さないようにするが最初の一本は他の木を倒すための空間を作るために隣の山に倒すこともある。

今回は田んぼに木を倒さないように(枝払いをしたあとの処理などが面倒になるため)チルホールとワイヤーロープを使って山側に木を倒す。

木は山の斜面、頂点に向かってペタッと寝かせるように倒すのが基本だ。等高線に沿って倒すと谷側に転がるし、伐った木はワイヤーロープを引っ掛けて引っ張り出すのだけれど、その時に立っている木を傷つけてしまう。

作業する場所や後々の作業を考えながら木を伐っていく、まずは森の中の隙間を見つけてそこにむけて倒していく、そして、下手の木から伐っていくというのも基本になる。

ヒノキの枝はしなりが強くて折れにくい、だから他の木の枝に引っかかるとなかなか倒れてくれないので隙間があるところめがけて上手く倒さないといけない。

倒した木は「造材※」していく。※枝を払って目的の長さに切ること

自分はひたすらチルホールとワイヤーロープを運んだりしながら木を引っ張っていた。そんな風に動いていたらあっという間にお昼になった。今日は昨日の晩御飯のタケノコごはんをいれて春キャベツの塩昆布、ごま油がけ。

そしていきなりノコギリでズボンを切った。チェーンソーじゃなくて良かった。刃物は外側に向けてを家訓にしなければ。

午後も引き続き木を切っていく。チルホール係に勤しむ。

田んぼが見えてきた。

田實さんがつけた道を使って林内作業車を連れてきて伐った木を乗せていく。山肌に寝た4~5mの木をバックホーで引っ張りだしていく。丸太にかけたワイヤーを取り外したりかけ直したりする作業をしていた時に、作業のしやすさを考えて動いた。ここで注意することがあった。

ポイント

谷側には立たないように、避ける時は山側に

つい作業を覚えること動くことに一生懸命になってしまう。目の前で木が倒れていくのを見ていると本当に危ないと思うのでどこに注意を払うのかも考えなが動かないといけない。

やらなきゃいけないこと、覚えなきゃいけないことはたくさんだ。

その後はバックホーのバケットをグラップルに替えるのを手伝った。この赤いピンを引き出して、バケットとアームはこのネジを締めたり緩めたりすることで、簡単に交換できる。

グラップルに替えて電気の配線を繋ぐ。

その後はオイルのホースを繋ぐ。

今日の作業はここまで、伐るべき範囲はあと半分くらい残っている。また明日。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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