7月4日(火)晴れ
さて今日の午前中も伐り捨て間伐の続きだ。まずは伐る場所に上がるまでに体力が奪われている。伐る前にキルされてしまいそうだ。
今日こそは昨日よりも伐るぞと決めて、素早い判断と素早く安全な決断と行動を心に作業をしていく。困った時の必殺技も伝授してもらい、ココぞという時に繰り出しながら、伐っていく。それでも足と手が止まってしまう時間や、あれを伐ったら良いのかと思って登ってきた斜面を降りて近くまで行って、やっぱりこれ倒すの無理やんと思ってまた戻ったりと疲れることをしている。
伐倒技術があったらこれはいけるのか?攻めるべきか、いや攻めてもあかんやろ、安全第一だ。いやお前はこの木を置いて逃げるのか?と頭の中で葛藤を続ける。
それでも道を切り開いていかないといけない。前を開けていかないと後ろの木が伐れないのだ。さぁ君は何を伐るんだい?それで本当にいいのかい?とどこからともなく語りかけてくる。
それでも昨日よりも伐ることができた気がする。午前中の作業を終えてお昼休憩に入った。あつすぎて着ていたものは全部ビショビショで、去年の畑での炎天下のもとでの作業を思い出したけれど、こちらはこちらで着るものや持っているもので蒸されている感じだ。ご飯の前に思わずパンツ一丁で沢の水に浸かって体を冷やした。もうちょっと深さが欲しい。
今日も今日ですでに水分1.5リットルは飲み干している。ご飯を食べる速度も遅くなる。食べた後は15分のパワーナップ。
目覚めてスッキリ、パワー全開とはいかず、現場へ向かう足取りは思い。これはブーツのせいかと一瞬疑いたくなるがそうではない、斜面の上り下りで完全に脚がやられているのだ。が幸いにも午後は転がっているタンコロ(木の根元の部分のこと、だいたい1m~2mほど伐って山に置いている)を林内作業車で運び出す作業になった。
3回ほど往復して運び出した。午後は少し風も出てきて、林道の中を風も駆け巡っていて作業車に乗って移動していると心地いい風が吹き付けてきていた。
最後はドでかいタンコロを積んできておしまい。タンコロっていう言葉の響きが可愛くて、この見た目のゴツさとそぐわない気がするのは僕だけだろうか。こいつだけでも数百kgはあるはずで直撃したら死ねる。そんな恐ろしいやつらだタンコロというやつらは。
にしても今日も暑かった。まだ夏は始まったばかりだ。マジで?!