KAZUKIの雑記

親と子の仕事感

「それはお前には無理だよ」

こんな言葉をだれかに言ったことや、言われたことはありますか?

私事ですが4月から転職して新たな仕事をはじめます。たくさんの出会いと経験をあたえて頂いたこの地と、応援してくださる皆様に感謝するとともに、一段レベルアップして帰くることをここで誓います。

昨晩、転職する事を実家に報告したときのことですが、母親は「大丈夫なの?できるの?」とただ心配してくれるだけだったのですが、父親は「ぜったいお前には向かない、無理だって」と言われました。
ただ心配してくれるなら、「大丈夫だって!」と言いえるのですが、「無理」と根拠もなく決めつけられると無性に腹が立って、その時、自分は「あ〜分かってる、分かってる」とまたいつもの事だと思いながら、「まぁいいからだまってみてて」で話は終わりました。
まぁ昔から父親は「いが(あなた)には無理だって」と言う人だったので、特に落ち込むでもなく、いつもそういう時は「絶対やってやる!」と心の中で反抗心をもって成長してきました。
学生のころはただ反抗心を持って、なにくそっ!と思ってやってるだけだったのですが、昨日の夜は「何で無理って決めつけるんだろうな?」とふと考えました。

父親自身も「それはお前に無理だ」と決めつけられた過去があったのか?

父親は、自分が小さいころは出稼ぎをしたりしながら、家族を養ってくれました。小学校高学年あたりからは地元で土木作業員を続けています。
それがお父さんの本当にやりたいこだったの?なんて話をしたことがないので、勝手な推測ですが、僕が思うに自分の範囲を超えたチャレンジというのをしてこなかったんじゃないの?と思っています。
父親は次男ですが、たくさんの兄弟がいて、小さい頃は兄弟の面倒をみなきゃいけないという家庭環境や、学校に行くより仕事しろ、という地域の特性があって、自分のやりたい事を押さえたり、やりたい事があっても「それはダメ」とか「何言ってんだ、そんなこと言ってないで仕事しろ」とか言われて育ってきたのかな、なんて勝手に妄想を膨らませています。
その辺知りたいんだったら、直接話をすればいいだけの話なんですがね。

父親の生きた時代が、「自由」を許さなかった時代だとしても、自分の子供に向かって「お前には無理だとか」「お前には向いていない」だとか、子供の「夢」や「可能性」を摘んでしまうような言葉をかけて欲しくはない。

「むいてるか、むいてないか、それが無理か、無理じゃないか」を決めるのは親でも他人でもない、それは自分で経験して納得できることだ。 自分で選択して決めたら、その選択が良かったときでも、間違っていたときでも、納得して思い残すことなく前進していける。

親と子(自分からの一方的な意見)

無理だというなら、その根拠を示して欲しい。自分の性格上、たとえそれを聞いても納得はしないだろうけど。
まぁ聞いたところで、答えは決まってる「なんでそんな事分かるの?」だ。

親子であっても、ホントのところどこまでお互いを知り得ているのかは分からない、自分自身、地元から離れて10年くらい経つし、その間に経験した、たくさんの出来事、人との出会いが自分をどのように成長させてくれたかなんて、教えてもいないし、知り得ないだろう。
両親から、どんなことをして人生を楽しんでるの?なんて言葉を聞いたことはないし、興味があるのは「安定した仕事につけよ、正社員じゃないとまずいだろ」ぐらいなもんだろう。
息子から、電話が来たかと思えば「○○したいから、転職する事にしたから」だもんね、親もビックリするw

安定した仕事ってなに? そもそも仕事って安定してるの?

両親は「やりたいことをやれ」とは言わない「安定した仕事をした方がいい」と言う。

親の言う安定とは、正社員で毎月給料がもらえて、良ければボーナスもらえて、福利厚生があって、休みがあって・・・とそんなものでしょうか。でもちょっと待って、安定の先には何がまってるか知ってるのか?

明るい未来?
安心できる老後?
豊かな暮らし?

両親が薦める安定した仕事には、これらが待っていると本気で思っているのか?

  1. 落ち着いていて変動の少ない・こと(さま)
  2. 【物】外からの作用により微少な変化を与えられても、もとの状態からのずれが一定の範囲に収まるような状態
  3. 【化】物質について、化学変化が起きにくい、あるいは反応速度が遅い性質。また、そのさま。不活性。

大辞林より引用

これらを仕事、職業、企業にあてはめて考えてみた場合、どうでしょう?悪い言葉のように感じませんか?

2の「一定の範囲に収まるような状態」とあるように、一定の範囲に収まるということは、何も変わろうとせず、ずーっと同じ状態でいるということですよ、人が生きてきた歴史をみても、今も昔も変わらず、進化を続けていかなければ人は生き残っていけないというのは明白な事実。それは日常生活、ビジネスにおいてもそう言えます。

3の「反応速度が遅い性質」こんな性質もってたら、環境の変化についていけないのでは?
「私、安定した仕事してて、慣れるのにちょっと手間取っちゃいまして 」 なんてボケかましてられませんよね。

そう考えると、本当に安定してる仕事なんてないんだと思います。今現在、生き残っている企業は常に成長を目指してるし、「仕事ができる人」もスキルアップや人間的な魅了に磨きをかけるなど、常に自分自身を成長させています。
成長をやめた企業や人はどうなるのか?
企業は顧客に見向きもされず、人は、力のある者にとって代わられる。
成長しない、変わろうとしないこと「安定」は、結果として「不安定」という結末をもたらすのではないでしょうか。

ということを自分の親に知ってもらいたい、自分達が安定をもとめて仕事をしてきた結果、今現在、安定の先に望んだ生活がどのように実現しているのか・・・。

でもホントのところ感謝してます

さんざん、あ〜だこ〜だ言ってきましたが、両親にはとても感謝してるし、自分が色んなことに好奇心旺盛なのも両親のせいだと思ってます。
1〜3歳くらいの時、旅行好きの両親のおかげで、日本全国行ったとこがない!というくらいいろんな所に連れて行ってもらっていたらしい、というのも、小さい頃のアルバムを見たから知ってるだけで、ほとんど記憶にない(笑)

好奇心旺盛な子に育てくれてありがとう、そのおかげたくさん迷惑(心労)かけてるけど、いいよねそういう風に育てたんだから^^
正直、今まであげてきた事をのぞけば、とても良い両親だと思ってます。2人とも真面目に仕事するし、父親は黙々と仕事するタイプでちょっとそこが嫌なとこでありますが、それが良い面でもあります。

また、そういうところが似ちゃったりするもんなんですよね、嫌ですがw

読んで見たい岡本太郎さんの本・たしかに世間の常識を疑う必要はある。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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