百姓日誌

福津農園 Day17 鎌を片手に玉ねぎ救出作戦 and ネギ、小カブ、大根の種まき

福津農園 Day17 鎌を片手に玉ねぎ救出作戦 and ネギ、小カブ、大根の種まき

3月23日(水)晴れのちくもり

晴れていて気持ちいい朝だった。しかし寒い、冬に逆戻りか。

まずはいつも通り鶏の水を替えて、緑餌を採りに行く。80代のTさんが「夏になるとイタリアンライグラスの茎も太くなって刈りやすいんだよね。でも、鶏にとっては食べづらくなってくるから短く切ってあげないとね。」なんて話をしながらザクザクと切っていく。

人間にとっては都合がいいことも、他の生き物にとっては不都合なことがある。鶏のことを考えて食べやすい大きさに切ってあげることで、健康状態を良好に維持できて最終的には美味しいタマゴが得られる。でも、卵も欲しいし、自分たちは効率良く作業したいとだけ考えてしまうと、鶏たちにとっては生きづらい環境ができあがってしまう。一歩も動けないような箱の中に入れられたら、人間でもストレス過多で色んな病気になってしまう。

鶏を家畜として飼っているが、自分以外の生物の視点というのを忘れないように生活することを意識していきたい。

今日はネギの種を蒔くということで、先日足りなくなっていた赤土を補充するために、袋に詰めて倉庫に保管していた赤土を使える状態にするために一度袋から出し、ほぐして乾かしておく。

土を広げて乾かしている間に、玉ねぎの畝の間の草を刈る。その前に、電気柵を取り外す。それは鹿用ではなく、隣の家の犬が荒らし来るから犬用に設置していたというのは笑い話。

草を刈る前は玉ねぎはどこだ状態だった。鶏も迷い込むほどに。

4人で作業を開始。刈った草はその場に倒していく。そのまま土に戻っていく。

草は鶏の緑餌にもなるし、土にとっても、もっというと土の表面や地中に住む微生物、虫なんかにとっても大切な食料になる。最終的にはそこから人間の食べ物もできてくる。草ってすごいやつだなと感心しながら草刈りを進めていく。

左がbefore 右がafter 玉ねぎが生い茂った草の中からくっきりと姿を表した。これで、光を遮るものがなくなってさらに成長が進む。

スッキリしたところで、午前中残りの時間は先程乾かしていた赤土をふるいにかけて袋詰していく。ネギの苗を作るための土は腐葉土と赤土の割合をそれほど気にする必要ないらしいが、お米の苗を作るときは、ずっと作ってきた土の割合があるらしく、そのために一斗缶すり切りを1袋として詰めていく。

昼食を食べたあとはネギの種まきをしていく。まずは赤土と腐葉土を混ぜる。

それをトレーに移して、水でジャブジャブにしていく。

割り箸で溝をつけていく。

その溝に種をパラパラと蒔いていく。

蒔き終わったら、土をうえにさらっとかぶせて終わり。

次は、畑に小カブと大根の種を蒔いていく。

まずは小カブから、表面の草を剥いでいく。

終わったら、浅めの溝をつけていく。

そこにパラパラと種を蒔いていく。

蒔き終わったら、土をかぶせながら踏んでいく。

次は、大根の種を蒔く。手順は同じく草を鍬で剥いでいく。

20cm間隔でかるくくぼみを作って、そこに種を2粒づつ蒔いていく。

そのあとは、かるく土をかぶせて手で押して、最後は足でフミフミ。

今日種を蒔いたところに、鶏糞を蒔いて作業は終わり。さらに畑感が増してきた。ここのところ種まきをさせて頂いているので、その跡を見ると余計に「芽がでなかったらどうしよ。。。」と不安は募るばかり。

作業している最中から手が冷たくなって来ていたを感じていた。夕方になって、かなり冷えてきたようだ。居間の薪ストーブの点火に再挑戦させてもらった、今日は一発で火をつけられた。ストーブからでる熱でも暖かいし、薪が燃えている火は目から体を温めてくれる。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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