KAZUKIの雑記 百姓日誌

今なぜ農業への興味がわき出たのか、そしてこれからの生活

大きく育ったしらとり農場のひまわり

「サルサとコロナとわたし」(その後にも投稿してたか)から2年も更新してなかったのかぁと思いながら、久しぶりに文章を書いている。
世間はまだまだコロナコロナと騒ぎの度合いは変わってなくて、2年たっているのに変わらない世の中、この間書いた時の思いと今の自分の思いはどのくらい変わっているのか?
考えるには長すぎた2年という時間は、人を変えるには十分で自分の場合には父親の他界もあり人生について考える良い時間となった。

今回はこれからのことを書きながら、なぜ農業というものに興味を持ったのかを書いていきたいと思う。

農業への興味はいつからわいてきたのか?

3月から農業研修に行くことにした。それについては後ほど書いていきたい。そのために一旦サルサの活動をすべてお休みしなければならず、これまで関わってくれた皆さんにお伝えするたびに「なんで農業?」という反応がみえる。
自分のなかでは興味、ワクワク、思いの向くままに選んだらそれだった。サルサをやってきたのもそんな思い出だったし、たまたまこれまで7年程続けてくることができたように思う。

といっても、色んな人と合うことや経験をすることで自分の考え方なんて変わっていく。この2年間の出来事は自分にとって人生を変えるには十分すぎた。

自分の記録では2020年3月までは今まで通りの生活を送っていた。その後4月からは現在のコロナ対策が始まって行った。
そんな中で自分の仕事の未来の負の部分が目の前に現実となって現れた。「これは今だけの出来事じゃなくて、将来また起こるかもしれない出来事なんだ」と考えるようになり、今を乗り越えればすむような問題じゃないのかもしれないな...なんて漠然とだけど思っていた。

そんな時に年末から体調を崩していた父親が8月に他界した。

手術をして、まだまだ生きるだろうと思っていた父が急にこの世からいなくってしまった。葬式の時に思ったのは、「もっと話をしたかった」だったな。そうたくさん話す人でもなかったけど積もる話を少しずつ、酒を飲みながらできるようになってきたのになと思っていた。これは自分の思いとして、父は仕事を定年してさぁこれからって時でまだあれやこれややってみたいこと残ってたんじゃないのかな、ただ単に母と一緒にゆっくり過ごすとか、もうそれは聞くこともできないから答えは分からないけれど、じゃあ自分はどうなんだ?やりたいことやってるか?日々を思いっきり生きてるのか?と父の死をそばで経験することで、自分の人生の最後もリアルに意識するようになった。

「コロナ禍という将来また起こりうる出来事」と「人の死」という2つの将来起こりうる出来事がリンクして自分にとっては新しい生き方の模索が始まる。

これまでも、これからもそうなのかもしれないけれど今の世の中、お金がなくなってしまうと路頭に迷ってしまう人が大勢いる。見ず知らずのご近所さんとの付き合いなんかもいつの間にか希薄になってしまって、頼るところも人もいない。幸い自分の場合は家族やその他に頼れる人達はいる。お金を稼ごうと思ったできる仕事もいっぱいある。
でも、お金があってもモノがなければ買うこともできない。食べられるものを作る、見つける、生きる術をもつ、増やすということが、お金というものに縛られない生き方につながるし、そういう術を持って生活していたなら、趣味であったサルサというものも難なく続けていただろうなと思った。

サルサのレッスンに参加して頂いて、皆さんにとって憩いの場となっていたことはとても嬉しかったし、こんな中でも通って来て頂いていたのは本当に有り難かった。それぞれの事情でレッスンに参加できなくなったりした人達もいたと思う。今の社会でコロナ禍というものを体験するのはみんな初めてのことだし、皆は皆のやり方で自分を支えてくれていたのだと思うし、自分の憩いの場所を守ろうとしていたのかもしれない。
だけど、そんな場所をなくさないために皆でお金を出すだろうか?このサルサを踊っていきたいから自分のために何かやってくれるだろうか?なんて、やってもらえることを考えたら切りが無いし、これ以上何を支えてもらうことがあるのか?とも思う。

それよりなにより、動かないでいるのは自分の性に合わない。だったら、自分でやれることをやろう!それが自分と皆の良き未来につながるように。

初めての農業研修 岩木山麓 しらとり農場へ

農業をするなら「無農薬・化学肥料不使用」でやりたいなと思って知り合いの人と話をしていたら、弘前に「しらとり農場」というところがあるよと教えていただいてブログを読んだりしていくうちに、そこでの生き方なども面白そうだなと思うようになっていって、カツさん(白取さん)に研修したい旨のメールを送って初の農業研修がスタート。

農家の朝は早いと話には聞くけれれども、たしかに早かった。夏は5:00頃から作業開始、そのために4:00ころには起きてなんて生活してたな〜と今思い出す。そのころ夜型生活になっていたけど、早起きするために寝る時間はどんどん早まって21:00には就寝、早く寝るし、日中は外で動いているからか夕方には眠くなってきて憧れの朝型生活に。なんて嬉しい変化もあった。しかし、これを書いてる今は夜中の1時...戻ってる。

農場からの朝焼け

農場では配達をメインにやることに、野菜を育てたりすることも覚えることで大事なことだったけど、そこで自分はどんな貢献ができるかなとも思ったし人の役に立つことはやっぱり気持ちがいい。それをやることで色んな繋がりが見えてきたり、育てた野菜ががどんなふうに人の手に渡っていくのかも見れた。
7月から収穫・配達が始まって週の5日それが続く、朝の収穫、10:00ころまでには箱に詰めて、それを20件ほどのお家に配達をする。配達にいっている間に、他の研修生とカツさんとで種を撒いたり、野菜の手入れをしたり、自分の知らないところでも作業は進むし、野菜はすくすく育っていく。

気づかないうち変わっていく畑の風景に驚き、野菜達の力強さに感動した。あの自然のなかで汗を流したり、野菜に触れたり、雨に打たれたり、土に触れたりして清々しい気持ちで過ごしていくことで、知らないうち抱え込んでいたものが消えて心が軽くなっていくのがわかった。外で体を動かすというのは性に合ってるようで、そういえば中学生、高校生のころ漠然と考えていた働くイメージもこれだったなと思い出した。

野菜の栽培方法なんかは身につかなかったけれど、そのおかげでやっぱりちゃんと学びたいなと思えたし、サルサをやっていたら知り合わなかった人達との縁もできたし話をすることで刺激も受けた。カツさんの農場で出会ったみんなのこれからも楽しみだし、自分のこれからの生き方もますます楽しみになってきた。
なにより、カツさんの考え方にふれて自分の生き方は間違ってないなという思いも抱けた。そして、こうやって面白い生き方をしている先人がいることはとても心強い。

野菜がどんな風になっているのかも分からなかった自分が今では頭の中でイメージできている。まだ何も作れてないけれど、それだけでも何だかすごいことのように思える。まずは何でもイメージから、想像できるものは創造できる...はず、でも野菜は自然からの贈物だからなぁ、たくさんの生物が作ってくれる何だかすごいものカツさんの農場にいくとそれを体感できる。ああいう農場を自分も作ってみたい。

そんなこんなで11月の終わりまで収穫と配達は続き初めての農業研修は終わったのでした。お世話になりました!

愛知県新城市の福津農園 松沢 政満さんのもとで学ぶ農的な生活

3月からはサルサのイベント一回訪れたっきりになっていた愛知へ行く。
名古屋からは少し離れた新城市の中山間地区にある「福津農園」の松沢さんのもとで学ばせていただけることになった。それも夫婦でお世話になる。心良く受け入れていただけたことに感謝して1年間過ごしていきたい。

これも縁だなと思ったのは、松沢さんの「大根やカブの種を草のなかにばらまいて、草を刈りたおしておしまい」というやり方をカツさんが青森有機農業研究会の講座で学ばれてその話を自分も聞いていた。カツさんに農業のをやっていくために農業研修を本格的にしていきたいと相談した時に福津農園ともう一つ候補に上がった農園があったが、自分も「土と健康」という日本有機農業研究会が発行している雑誌がありその中記事の一つに松沢さんが書いたものがあった。最初はカツさんの話していた福津農園さんとつながっていなくて、「こういう農業のやり方、考え方いいな〜」と思いながら読んでいた。あらためて見返してみると「あの福津農園の松沢さんじゃん」と驚いた。

また、鰺ヶ沢にも福津農園の松沢さんLOVEな人がいるよということで、「今ファミリーファーム」の今 道代さんに会いにいってきた。世界は人と人の繋がりでできてると思わずにはいられない。今さんのところで長芋ほりをやれせてもらって、初めての体験で楽しかった。無農薬のりんご畑の上で畑の歴史、取り組んできたこと、溢れ出して止まらない話がすべて興味深くてあっという間に時間が過ぎていった。松沢さんの考え方に深く共鳴したと話をされていて、今から自分はそういう人のところに行くんだなと、ますます楽しみになっていた。

2021年12月に松沢さんに連絡をして、「自分に合うかどうか一度見学してみてください」ということでその月のうちに見学へ。あの記事を書いた松沢さんの農園はどんな場所なんだろうなと検索したりするけどあまり情報はなかった。一つだけインタビュー映像があってそれを見た時に「ここは何だか良さそう」という感覚とその環境の中で暮らしている松沢さんという人そのものも人を魅了する。

福津農園の写真

人は場所、人、モノ、コトという環境によって変幻自在に変わっていけるものだと思う。そこにずっといなきゃいけなわけじゃないし、ずっと同じことを続けなければいけないわけでもない。心地いいと楽しいと思えるならその環境に浸っていればいい。自分を苦しめるものを心地よいと錯覚したり、自分を不快な思いにさせるものに耐えることが良いこと、それに耐えてる自分すごい、自分を傷つけることはある種気持ち良いのかもしれない。だから多くの人はその場に留まる。

人間にとっても、そこに住む他の生物にとっても心地いい環境、本当の心地よさというものが充満している場所、それが福津農園にある気がする。

福津農園のマスコット犬 あずきちゃん

ということで、ブログも引っ越ししたことだし未来の自分が困らないように福津農園での作業日誌的にも使って、学んだこと何だっけ?と思い返せるものにしておきたい。
三日坊主を続けながら、日々自分が思ったことを書いていこう。それと、赤石家の生存確認をできる場所としても活用してもらえたら嬉しい。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生
赤石家のカズです。
2022年3月から農業の研修を開始!
誰かの役に立つかは分からないけど、困ってる自分を助ける。
他のだれかも同じことを思ってるかもしれないと思いながら。

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