百姓日誌

福津農園 Day115 鹿対策、ブルーベリーの収穫、田んぼの草取り

福津農園 Day115 鹿対策、ブルーベリーの収穫、田んぼの草取り

7月28日(木)晴れ

昨日少し飲みすぎたせいで若干頭が痛い。ようやく寝床から出てご飯を食べに行った。

重い頭を持ち上げて鶏のお世話へ。まずは水を替える。

そして、草を刈る。サツマイモの畑にツユクサが生い茂っているのでそれを刈っていく。人間に飼われなくなっても鶏は餌には困らないだろうな。草を食べて、そこらへんの土を掘り返して虫を見つけたり、その気になれば仲間の内蔵やなんかを食べてしまう。まぁ人間もその気になれば何でも食べちゃうから一緒か、最近は「昆虫食が食糧危機を救う」的なことをテレビでやっていた。昔からイナゴを食べたり、蜂の子を食べたりしている地域もあるからそうまた新しい取り組みでもないのか。

「新しい」のはコオロギを養殖するというところだ。持続可能な食料とか言っているが養殖するためには一年中一定の気温に保たなければならない。そのためのエネルギーはどこからやってくるのだろうか?化石燃料ゼロに向かっている世の中、太陽光パネルを使えばいいのか?それも30年ほどでゴミになってしまう。あれこれしようとすればするほど泥沼にはまっていているように感じる。

自分の地元の六ケ所村の核燃料リサイクル施設も稼働すればしたで空気を汚染することになる。そして、ゴミとして埋め立てて、数万年隔離する必要があるものを数万年間のあいだそこに住む人達はわけも分からず受け入れなければならない。

真に持続可能な社会を考えるってかなり複合的な問題だ。

と思考は流れてしまった。そうだ草を刈っていたんだ。サツマイモたちも順調に大きくなってきている。

緑餌をあげ終わったら、黒豆に被せてあったネット外して畑のキュウリやサツマイモにかけていく。まずはネットを外す。黒豆も大きくなってきた。

ただの草むらにしか見えない。そんな場所ですくすく育っている。

小豆も順調。

キュウリ、クロウリに鶏糞をスコップ一杯分あげる。

それから、ネットを被せていく。

シルクスイートの方にもネット被せる。すべては鹿に食べられないようにするために。

畑のなかではメロンがどんどんとツルを伸ばしていっている。

色々と鹿対策をしたあとは、ブルーベリーの収穫をしていく。妙子さんブルーベリーの葉につく虫がいるから見といた方がいいかもということで、それは柿の葉にもつくイラガという虫の幼虫だ。葉っぱをひっくり返すと密に。近くで見るとわかるけれど、黒くて細い張りのような毛が無数に生えていて、肌に触れるとかなり痛いらしい。

今年のブルーベリーの木は実をたくさんならせたらしく、摘果が間に合わず色が来ているのに味が薄かったりするものもある。大きくて表面に白い粉(ブルーム)がついているものを選んで採っていく。どれが美味しいのか味見をしまくってなんとなくこれかと目星をつけて採った。

午前中の作業はこれでお終い。お昼休憩に入る前に、瓶に入ったままになっていた梅シロップ達が発酵しかかっていたのでペットボトルに移して冷蔵庫で保管することにした。

午後は明日の朝市のために収穫をしていく。キュウリとあったらインゲンをということで、キュウリから。棚の間に入って葉をめくって確認していく。

インゲンは、カメムシが付きだして採って売るほどの量は生っていなかった。

それが終わったら、袋詰は妻におまかせして田んぼの草取りへ向かう。

草取りをしているとなぜか頭の中で大地讃頌が流れてくる。なぜかは分からない。ここにも鹿が入ってきて稲を食べていく。

そして置き土産も、稲を食ってまた田んぼに戻す。まぁそいう循環もあってもいいのか…

途中から妻も加わって18:30ころまで草取りをした。今日の夕飯で使うために天狗ナスを採りにいくとかなりデカくなっている。(と思ったけど、本来ならまだまだデカくなるらしい、木が大きくなれなかったからこの程度の大きさになったらしい)

今日も一日中暑くて常に汗が体をつたっている感覚があった。それでも日が沈むとこの場所は涼しくなっていく。お疲れさまでした。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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