百姓日誌

福津農園 day121 山田の草刈り。

福津農園 day121 山田の草刈り。

8月4日(木)曇りのち雨

あまりにも眠すぎて、早起きして4日の日誌をつけている。昨日を思い出しながら書いていこう。と言っても記憶は曖昧で写真が残っているから「あーこれをしてたんだな」なんて思い出すことができる。写真がなければ半分はイマジネーションも入り込んでいるかもしれない。

できれば朝は本を読みたいという欲望に駆られて何とか早起きしている。持ってきた本と本屋にいくと買ってしまう新しい本、増えていく本を読むには体も頭も疲れていない朝の時間しかない。そんな気持ちで読書する習慣を朝に持ってくることができているが自分の頭の中の引き出しにはしっかりと言葉が収まっているかは定かではない。

朝ごはんの時間まで読んで、ご飯を頂いたら今日の作業がスタート。鶏たちの水を替えていく。

昨日の暑さで鶏たちも喉が乾いているようだ。空っぽの水桶は物語る。

「待ってろ、喉が乾いてるよな」と桶を洗って新しい水をバケツに汲んでくると待ってましたと言わんばかりに注いでいるそばから水を飲みだす。

3日ほど前からだろうかコッコが弱って立てなくなった。餌を食べたり、水も少ししか飲めずにいるみたいだけれど、まだ目はしっかり開いていて何とか生きている。まわりの鶏と馴染めずなかったことで小屋から解き放たれて外に自由にでることができた。卵だけを産み続ける鶏生があるけど、そうではない福津農園という世界の中で好きな時に餌をもらったり、外に出て虫や草を好きなだけ食べたり-時には野菜も-、寝たいときには小屋の前で待っていると扉を開けて入れてくれる。そんな安全で安心できる場所でコッコなりの自由で気ままな鶏生を謳歌することができのかな。

緑餌もやり、鶏のお世話が終わったら今日も引き続き「山田」の草刈りへ。朝から曇り気味の天気で草刈りをするには絶好のチャンス。生い茂る草たちを前に若干怯んでしまうが手にしているのは鎌ではなく、刈払機。負けることはない。

そして忘れてはならない水分も沢の水で冷やしておく。いつ終わるともわからない草刈り、朝飯とこの水分だけが自分の体を動かし続けるためのエネルギー源だ。

昨日の作業と2時間ほど草との格闘を終えて、ここが田んぼだったのだという形がわかるくらいまでになった。連日の35℃台の暑さに思考が麻痺しているらしく少し曇っているだけで涼しく感じてしまう。曇っているからといって涼しいと思いきや汗は変わらず滴り落ちてきて着ているものをびしょ濡れにしてくれた。それはそうだ気温は30℃はあるのだから。

残っている作業は午後へ持ち越し。お昼ごはんを食べに一旦戻る。昼食後は昼寝。の前に夏のルーティンと化している洗濯を済ませる。

15:00 少し雨が降り始めたがこれがぐらいが丁度いい。と自分に言い聞かせ山田へ向かう。残っていた田んぼの法面と沢に覆いかぶさっていた草をひたすらに刈り続けて17:00。途中から草を寄せる作業をしていた妙子さんが「今日はもうあがろう」と言って草刈りは終了。

戻ってきて明日の朝市の準備を少し手伝って今日の作業は終わった。一日中草刈りの回旋運動を続けると体の中心から腕、その回旋を支える足と全身が疲労困憊。

夕食を食べたら体から早急に睡眠を取れと司令が出て日誌は明日にまわして布団に横になることにした。そして、早くねたおかげで体は完全回復。朝ごはんまであと30分。食べたら朝市へ。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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