百姓日誌

福津農園 Day 47 筍掘りとトウモロコシ、オクラの種まき

福津農園 Day 47 筍掘りとトウモロコシ、オクラの種まき

5月9日(月)くもり

今日は朝からねずみ色の空でどんよりしている。

顔を洗うために外の水場まで行くこうと思って、軒下に置いてあるネギの横を通りすぎる。チラッと横目に見ると土が乾き気味だったで自分の顔を洗ってから、ネギにも水をあげる。

ネギもなんだか水を浴びて嬉しいそうにしている気がした。

それから朝ご飯を食べる。TVの天気予報では今日の14:00ころから雨の予報。他の曜日を見ると傘マークがずらりと並んで今週は晴れの日が1日くらいしかない。

朝ご飯を済ませたら鶏ちゃんたちのお世話へ。心なしか少大きくなったか?水を替えに行くと亡くっているヒナが1羽いた。

水を替えを終わったら、草を採る。鶏達に草をやっているとスギちゃんも何か欲しいそうにこちらを眺めていたので昨日採って茎と葉っぱに切り分けて採っておいたフキの葉をあげる。昨日の夜フキの葉の炒めものを食べたけど、独特の苦味があって美味しかった。スギちゃんもその苦味好きなの?と思いながら食べる姿を眺める。

こちらは最近仲間入り(?)したキッキ。鶏舎の中でいじめられてお尻やなんかを突かれて血が出ていたから外に出してあげた。傷も治って、コッコやケッケと同じ様に外を自由に歩いている。ここが安心して卵を産める場所だと思ったのか産卵体勢に入っている。

緑餌をやり終えたら、まだまだ生えてくる筍を掘りに行く。筍を食べようと口を開けるポーズをとっていたみたいだったけどヤケーヌで全然見えーぬ。今日は7本くらい採れた。そろそろ終わりかな?

ついでに昨日採ったフキもキャラブキを作るために熱湯で茹でる。時間は何分くらいだろう?後で聞いておこう。

妙子さんが茹でている間に自分たちは種まきへ。今日はトウモロコシとオクラの種を蒔く。

先日蒔いたトウモロコシが土の間をすり抜け小さな芽を出していた。約1週間。

実をつけた時のトウモロコシが想像できるだろうか、こんな小さな種の中にあの姿が収まっていると考えるととてもワクワクしてくる。土の力も借りて成長していくけれど、目の前で植物が成長していく過程を観察していると自然の力というものに本当に驚かされる。この一つの種から実をつける。トウモロコシの粒-自分たちが食べる部分-は大体600粒くらいあるらしい。稲のように一粒万倍とはいかないが、600倍になる。種を上手く採りながらいけば毎年トウモロコシをたくさん作れる。

大根もしかり自然界の植物はタネを本当にたくさんつける。植物生は短いからこそなのか強い生存能力を備えている。自然を体現している福津農園では大根はだまっていればどんどん増えていく。それでも、増えすぎることでお互い土から栄養を奪い合い大根1つ1つは大きくなれなくる。最後はそれぞれの大根自体が弱くなっていき自滅していく。

人間の世界も植物の世界も同じだな。というか生物の世界は同じなんだろうな、いいだけのさばると最後は自滅に追い込まれる。食って食われてのサイクルが淀みなく続いて行くこと、多くもなく、少なくもなく、どちらか一方に偏るとどこかで調整される。人間だけ生き残ろうと思ってもそんなワガママは地球のシステムが許さないらしいということは、様々な問題を通して薄々感じてきているんじゃないだろうか。

自分の思考が種まきから、全然違う方向に進んでしまっている(笑)ということで今日はこちらのトウモロコシ「ハニーバンダム」

ロープを張ったら草掻きで土をかるくほぐす。

30cm間隔で3粒づつ蒔いていく。指でかるく押して土をかぶせたら終わり。

次はオクラ。去年採った五角オクラの種から蒔いていく。

トウモロコシと同じように草掻きで土をほぐしたら、50cm間隔で5粒づつ。

種が足りなくなって、買ってきた種も蒔く。

隣の畝には、同じく去年採種した丸オクラの種を蒔いた。

午前中の作業はこれで終わり。

お昼ごはんを食べて、昼寝をして目が覚めたらポツポツと屋根を叩く音が聞こえてきていた。予報通り14:00には雨が降ってきた。外での作業はできないので、紫黒米の選別作業をすることに。それも16:00には終わり、残りの時間は読書をして過ごして少し早めに日誌を更新。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

-百姓日誌
-, , ,