百姓日誌

福津農園 Day100 山田の草刈り、田んぼの草とり

7月11日(月)晴れ

11日の日誌を書いているのが12日早朝(と言っても6:30)。昨日は午後の最後の作業が体に応えたので早めに寝た。ということで昨日を振り返りながら書いていこう。

朝は早く起きて本を読もうと思ったけど、起きれずご飯の前に30分だけ読書タイム。朝食を頂いたら鶏のお世話へ。

キノコ棟の雛(かなり大きくなったけど)が密(これはいつ死語になるのか)になって砂浴びをしていた。

密といえば、政満さんの話を思い出す。ここの鶏は鳥インフルエンザのワクチンやその他のワクチンを打ったりしていない。これは講演会などでも話をしているので秘密の話でもなんでもない。鶏を自然界に近い状態にして飼うことでストレスなく生活してもらうことが念頭にある。鶏も人間も一緒だ。

一般的な鶏は窓がない環境で、狭いケージの中に入れられて動けるスペースがほとんどない。換気扇やなんかで空気の循環はされている。鶏が自分の体に着いたウィルスや雑菌などを落とすために土がないことで、人間の手によって消毒されている。

無菌で空調設備による温度管理が万全の中で生きることは安全かもしれない、でも鶏や人間にとっても変化のない環境というのは体を弱らせてしまう。というより、色んなものへの抵抗力が弱まってしまう。あまりにも菌を退治しようとしている現代の色んな製品や風潮、そんなこともありちょっとした菌に負けてしま体調を崩してしまう(下痢や風邪の症状、謎の病気)。

暑さや寒さそうかもしれない、冷房暖房管理が行きとどいたなかで気温の変化に慣れてしまった(それ以上に冷やしすぎたり、暑くしすぎるということはないか)体は暑い時に汗をかけない体になってしまって、自分の体がもっている冷却システムが上手く作動しなくなってすぐに動けなくなってしまう。

鶏から脱線してしまった。土を食べたり(土の中の微生物を体にとりこむ)、たくさんの草を食べることも鶏の腸内環境を整えることにつながる。自然の空気が入るように四方は網のフェンスで囲むだけ、そのことによって小鳥たちがもっている様々なウィルスに曝露されることで耐性がついていく。

それでも卵を食べたいという人間の欲求によって鶏が飼われているということは否定できない。だからこそ「鶏の幸せ」はなんなのかを考えてあげることが必要になる。それも所詮人間が考える鶏の幸せなのだろう。本当は野放しが一番いいのかなとは思うけど、それが一番自然界に近いんじゃないかな。命を失うリスクは高めでそれはそれでストレスいっぱいかもしれないけど。

まぁ人間が考える「鶏の幸せ」も色々あるよなと。

とそんなことを考えていたわけではなく、緑餌を集めなければ。今日は政満さんがハンマーナイフで刈ってくれた田んぼの脇の農道の草を集める。

1~2本しか植えなくて大丈夫なんだろうかと思っていた稲も3倍くらいに分結してどっしりとしてきた。

鶏のお世話が終わったら、山田の草刈りへ。入り口から畑へ続く農道とその南側の法面などを刈っていく。草刈りは体幹をかなり使う動きだなと思っている。下っ腹を引き込んでお腹周りの筋肉達を起動させて、下半身を安定させる。肩甲骨を下げて、肩から腕と下半身から始まる回旋運動を刈払機の刃へと伝える。

刈払機による草刈りはそんな運動だと思っている。けれど同じ方向への動作が続くので体のバランスが悪くなっていくなというのは感じる。それに同じ場所に負荷がかかるのでその筋肉を痛めてしまう可能性がある。同じ動作をする作業をしたときはストレッチをしたり、筋膜リリースしたり何かしらしたほうが良さそうだ。ダンスもなんでも一緒か、長く続けていくためには体の手入れをしてあげることが大事だ。

草刈りをしながら身体の使い方に思いを巡らせてるうちに作業は終わった。

作業中も汗はダラダラと流れていたけど、正午に向かってますます暑くなってきた。早めにあがろうということでお昼休憩になった。お昼ごはんを頂いたあとは昼寝をして15:00作業開始。

午後は刈って集めた草を軽トラに積んで、家の前の畑に持っていく。草を集めていると政満さんがハンマーナイフを持ってきて、山田の畑の一部の草を粉砕していた。途中で止まって何かを見つけた様子で近づくとマムシを発見したらしく、「持って帰ってペットボトルに入れておいて」ということで、妙子さんが軽トラを運転して自分はマムシを片手に家へ戻る。

そして軽トラを追いかけて戻ってくるダイちゃん。

マムシをペットボトルに入れて、溺れないほどの水を入れたら、そのまま放置して糞やなんかを出させる。その後、お酒につけてマムシ酒にしていく。

また山田に戻って、集めた草を軽トラに積んでく。いつの間にかカマキリがいっぱい出てきた。妻の頭に乗っていたり、軽トラの上にもいたり。

先日蒔いた大豆の種の上にもネット被せた。

草を積んで戻ってきたら、一輪車に草を積んで畑の斜面に投げておく。後日畑の作物の間に草を敷いて夏草を抑えるために使っていく。

それが終わったら田んぼの草取りをしていく。一番南の田んぼ通称「長い田んぼ」の畝間を八反で除草していく。ここの田んぼは数日前まで水が切れてしまって草がいい感じに生えてきていた。

草を取りながら、土も撹拌しながら田んぼの中を歩く。八反から伝わってくる重さや足の裏に感じる土の硬さを感じながら土がほぐれているかを確認して行ったり来たりを繰り返していく。暗くなってきて時間も19:00かと思いながら、あと2往復で終わりだと思って最後の力を振り絞った。長い田んぼと戦いを終えたのは19:30。汗でビショビショになった服を着替えてシャワーを浴びた後は、服を軽く洗濯。外の洗濯機の側に行くと足元で何かが動いた。ネズミ?と思って電気をつけるとでかいカエルがいた。あとで名前を聞くと「ヒキガエル」と教えてもらった。暗くて見えなかったけど、写真でみると端正な顔立ちをしている。

部屋にもどってストレッチしてご飯まで横になって休んだ。

ご飯を頂いて、明日に備えて今日は早めの就寝。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生
赤石家のカズです。
2022年3月から農業の研修を開始!
誰かの役に立つかは分からないけど、困ってる自分を助ける。
他のだれかも同じことを思ってるかもしれないと思いながら。

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