KAZUKIの雑記 百姓日誌

福津農園 Day275 豊橋有機農業の会 朝市 その47 そして千人風呂へ

福津農園 Day275 豊橋有機農業の会 朝市 その47 そして千人風呂へ

2月3日(金)晴れ

昨日は布団に入って本でも読もうと思っているうちに寝入ってしまったらしく、一旦目を覚ました時に枕元の電気がついてた。起きなきゃと思っているうちにもう一寝入り。6:00にようやく起きてアニメーションのアイデア出しというか、頭の中でコネクリまわしてみてもまだしっくり来ていない。ああでもない、こうでもないと考えているうちに朝ごはんの時間になってしまった。

ご飯を食べて、朝市にへ行く準備をして出発。今思えば出発するまでの間の時間はすっかり考えていたことさえも忘れていた。車の中で運転しながらまた考えていたら突然それは降ってきた。そう神の啓示が訪れたのだ。ってそんな大層なものではないが、忘れないようにと思ってポケットに忍ばせていたメモ帳に信号で止まるたびにそれを書き留めていった。救われた。これでおれは大丈夫だ。祈りは通じたようだ。

今日の朝市はゆるやかに滑りだしていった。

終わり間近にかけ朝市の会場には激しい人の流れができてきた。気づいたらあっという間に終わりの時間を過ぎていた。他の生産者さんも時間になったことに気づいていなかった。「5分前で~す!」の声もなかったのもあるけれど、その声もでないくらいそこかしこで人の輪ができていたのだろう。

さてさて終わった後は腹ごしらえ。そういえばすでに2月、自分達の研修もこの1ヶ月で終わる。朝市も残すところ3回。愛知県にいる時間もあとわずか、ということで妻はある計画を企てていた。私達を感動させてくれた名店めぐりを。

ということで今日のグーグルカレンダーに書かれていた「にわとり食堂」へ向かった。

オープンと同時に入店。2人ともBの車麩のフライプレートを注文した。

美味しいごはんをありがとう。

ご飯を食べたら、妻がハマっている東野圭吾著のなんとかシリーズの小説を書いに精文館書店へ。薬に頼っちゃダメだ、本だ本を読め。本は心の精神安定剤だ。だれが言ったかは分からないそんな言葉を贈りたい。

ついでに自分の分も買ってもらって(本を積みすぎている自分には読まれるのを待つ本達の声が聞こえてくる。時には精神を不安定にさせることもある)SO GOOD COFFEEへ。にわとり食堂、豊橋駅の側だったことに今日気づいた。サツマイモとほうじ茶のタルトとアンバタースコーンを頼んでのんびりすごした。

そのあとはお風呂へ。なぜ名前が千人風呂なのかは分からないけれど、レビューによると「昔のスーパー銭湯」と書かれていて良い味を出してた。温泉が出していたわけではないのか、そこを訪れた人々が味を残していった。言わば滲みこませたものであって、沁みわたったものが良い意味でも悪い意味でも味をつくっていったのだろう。構造はなぞの3階建て、1階は受付と休憩所、2階に脱衣所、お風呂の入り口を入ると大浴場がある。さらに浴室の中の階段を登るとサウナと露天風呂がある。なんて健康的な銭湯なのだろう、ここまで階段を登らせる温泉を自分は見たことがない。

よく温泉に入ると「〇〇の湯」とその説明が書いてある。ここも風呂は何種類かある。アイアンメイデンさながら高圧のシャワーが四方八方から突き刺さるように出てくるそのシャワールームの外に書いてあった説明書き。正確には覚えていないのだけれど、高圧のシャワーが皮膚を刺激して血行が促進されて健康増進させてくれる的なことが書いてあり、最後に、「若者にとても人気があります。」と書いてあった。周りを見回しても若者はわの字もなかった。いた、唯一の若者は自分だけだ。いや自分もそろそろ40代につま先を乗せそうな年なんだけれど、この中では若者だ。自分のためにあるのか?そうなのか?

近づいて見るとどうやら、ボタンを押すと一気に噴出して一定時間が経つと止まるシステムになっているようだ。しかしそのボタンがあったであろう場所は空虚な漆黒の空間が広がる穴があるだけだ。もうだれもそれを押すことはできない。

サウナに入って整った自分はまた発見してしまった。旧時代のジェットバスがそこにはあった。そこには「ノズルによる高圧ジェットの噴出があなたの体をマッサージしてくれる」的なことが書いてある。どれどれと思って入ってみる。あの肌に当たる強い刺激を想像していたのになんだこの柔らかい子供の手でマッサージされているような優しい刺激は…入る前から分かっていたがジェットはハッタリなんだと、ジェットならその勢いで水面が泡立つはずなのだ。まったく泡立っていない、もやもやとした少しの水の流れが見えるだけだった。

ここの温泉は楽しみ方が違うのかとさえ思ってきた。お湯じゃなくて文字を楽しむお風呂なのかもしれない。新しい試みを取り入れた旧時代のスーパー銭湯は斜め上を行っていた。

コロナの湯とか極楽湯とは一線を画す千人風呂ぜひ若者にも試してもらいたい。にしても千人は入れんだろ。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

-KAZUKIの雑記, 百姓日誌
-, ,