百姓日誌

福津農園 Day28 スギちゃん部屋の大掃除と小松菜の間引き

福津農園 Day28 スギちゃん部屋の大掃除と小松菜の間引き

4月5日(火)晴れ

昨日は夜遅くなってしまったので布団から出られずにいると、外に顔を洗いに行った妻が戻ってきて「太陽が痛いくらい晴れてるよ~」と、どれどれと思ってようやく布団から出て外に出てみると雲ひとつない快晴だった。

だいちゃんも朝から気持ちよく日向ぼっこを楽しんでいた。

横に目をやると綿毛になったたんぽぽが寄り添い合って立っているように見えた。別れを惜しんでいるのかな?またどこかへ旅をして仲間と一緒にそこで花を咲かせて、春を一緒に過ごす。旅するたんぽぽの見ている景色なんかも見られたら面白そうだななんて妄想も膨らむ。

朝ごはんを食べて、鶏のお世話をして、今日はスギちゃんの部屋を大掃除する。スギちゃんを出して、近くで待ってもらう。

スギちゃんはその辺の草を食べながら「まだ~早く部屋に戻りたいんだけど」と時々訴えかけてくる。

部屋の中には最初稲わらが敷き詰められていたみたいで、スギちゃんの糞で藁の影も形も見えなかった。スコップで少しずつ掘っていくと見えてきて、ベッタリとくっついたそれを剥がして外に出していく。ヤギ糞は踏込温床を作る時の材料になるので、畑の一画に積んでおく。

ついでに、凸凹になっていたブロックも地面を均して元通りに。

部屋の中を乾燥させるている最中に、本葉が出てきた小松菜の間引きをしていく。一回目の今日は大体2cmくらの間隔で間引いていく。

これで、また成長できるかな?今の所無事に育っている。

間引きが終わった後は再び畑の草刈り。ジャガイモの芽がまだ出てきていないので刈払い機でバンバン草を刈る。

午前中はこれで終了。お昼ごはんを食べて外に出るとスギちゃんが「まだ~?」なんて顔をしながらこちらを見つめている。おスギを探せ!

お部屋の中が乾いたところで、稲わらを刻んだもの2束分を敷き詰める。これにてスギ部屋の大掃除終了。あとでスギちゃんの部屋の前を通りがかった時、藁の上に気持ちよさそうに横になっていた。

次はハッサクの選別作業。かなり傷んでいるものが多くて食べられそうなのは7コンテナ分くらいになったのかな?

弾いたハッサクは20コンテナくらいになった。「新開墾」と呼ばれる、裏の山を登った先にある畑に戻しに行く。そこで採れたものはその場所に戻す。バラバラと撒き散らす。

たえこさんがこれが柏の木だよ~と教えてくれた。何度か食べている柏餅を包んでいるあの大きな葉っぱになっていくのか~と思うと植物の成長には驚きしかない。小さな芽の中に葉っぱや枝、次の世代の命までを収めている。人間も小さな精子や卵子のなかに同じように全てが収まっている。生物には不思議がいっぱいだ。

帰りは斜面を降りながら、どんどんと出てくるワラビを採っていく。

これはポポーという植物の芽で食べられる実になるそうでプリンの味がするらしい。ちょっと楽しみ。

今日のワラビの収穫。

ワラビを採り終えて、お湯を沸かしている間に空になったコンテナを洗って乾燥させて。

沸騰したお湯を灰に入れて、85℃くらになったらワラビに注ぎ入れてアク抜きをしていく。しばらく放置。

今日は急遽、夕食当番になったので何を作ろうかということを妻と相談。ホアジャオ(花椒)という山椒の仲間があるよということで、使ってみることにした。しかし、このぐらいの量だとあまりホアジャオを感じられなかった。ほのかに香りがするぐらいだった。

夕飯の材料を探し求めてあるいているとブロッコリーの葉っぱに水たまりができていて、水がすごくキレイに見えた。超撥水加工が施されているみたいで、雨がふったらブロッコリーの葉でもかぶればしのげるかも。

夜も間近に迫ってきてヒヤッとした空気が漂ってきた。昼はあんなに暑かったのにと思いながら、上着を一枚多く羽織って夜に備えよう。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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