KAZUKIの雑記 百姓日誌

福津農園 Day293 豊橋有機農業の会 朝市 その50

福津農園 Day293 豊橋有機農業の会 朝市 その50

2月24日(金)晴れのち雨

今日は朝市。少しだけ慌ただしい朝。会場について色んなものを買っていかれる皆さんとももうすぐお会いできなくなると考えると少しだけ寂しい気持ちが訪れる。ブログや朝市だよりを読んでくださった方々が「もう帰っちゃうんだって?寂しいですね」と声を掛けてくれた。中には長々と書いた朝市だよりの全文を読んでくれたツワモノもいた。そこから今まで書いた日誌も読んでくれたみたいで「読んだよ~!」とリアルなコメントも頂いた。

一年もいると顔も覚えてもらえて、細いかもしれないけれど様々な方との繋がりができる。毎週金曜日に一回ではあっても回数を重ねるごとにその人となりを知ることができる。先週はこういうものを買っていかれた、今週はこれか、こういうものが好きなんだな。とか、何を作るんですか?という会話から家族の話や生まれ育った場所の話し、一つの農作物からは色んな記憶が思い出され、また新たな思い出が紡ぎ出されていく。野菜って食べるだけじゃなく、思い出にもなって人の中に残っていく。命と記憶はもしかして繋がっているのかもしれない、記憶のことを命なんて言ったりしてるかもなんて思考は飛躍していく。

一年前はまだ喋れなかった男の子だって1年も経つと何事かを喋りだす。ただくっついて来ていただけだった女の子は卵の入れ物を返すこと、お金を渡すことを覚えたりしていく。自分達とのやりとりの中で「ありがとう」という言葉を覚えたり、それがどういうことなのかを感じたりしていく。

朝市という場所は食べ物だけを手に入れる場所ではなく、人と人が影響しあいなんだかいい感じを醸し出す場所になっている。野菜の使い方が分からない人とこんな使い方があるよと伝えられる人が出会ったりもする。そんなところから人と人は出会っていく。

自分達はその橋渡し役であったし、自分達自身が色んな人と出会ったし、また色んな人に出会われた。遠く離れても何か野菜を買った時にそういえばあんな人達がいたななんてもしかしたら思い出してくれるかもしれない。

あと一回の朝市もかわらずそんな場所になっていくことだろう。

その後は美味しいもの巡りの旅へ。再びグリル ヒネもスへ。

続いて美味しいコーヒーをと思って入ったお店は紅茶の専門だった。GAM WOOD WORKS。ミルクティーとスコーンを頼んだ。最近スコーンブームが訪れていて、ここのスコーンはなかなか美味しかった。少し焼いてくれて外はサクサク中は水分がちょうどよく保たれていた。ヒットスコーンだった。

ヴィンテージ商品も置いてあって、雰囲気も良かった。妄想中の居場所作りの参考にしようと思った。

その後はカフェTAKAHASHIへ向かうためにSO GOOD COFFEEへ寄って手土産を買った。コーヒーだけのつもりが思わず夕食のご招待を受けてお邪魔させてもらった。思っていたとおりステキな空間だったし美味しいご飯も頂いて大満足で農園に戻った。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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