百姓日誌

福津農園 Day13 豊橋有機農業の会 朝市へ 2

福津農園 Day13 豊橋有機農業の会 朝市へ 2

3月18日(金)曇りのち大雨

朝、顔を洗いに外に出ると少し肌寒いなと感じた、今にも雨が落ちてきそうな感じだった。今日は週に1回の朝市、雨の日も雪の日もどんな天候の時も休まず37年も続いてきた。初めは消費者の方の庭先から始まったらしい、今は場所を変えスーパーの駐車場が会場となっている。

そこのスーパーも化学肥料不使用のものやオーガニックフードをたくさん揃えている。弘前では個人店で扱うような商品をおいている。それなりの規模のスーパーがこうしたことものをたくさんそろえているのが珍しく感じた。

今日は卒業式があったらしく、朝市に足を運ぶ人がすこし少なかったようだ。

3月18日 今日のラインナップこんな感じだった。みかんも先週のお届けで終わり。フキノトウも春が近づき暖かくなってきたこともあって、つぼみが膨らみ花が咲きそうになっていたので収穫しなかった。先週、あのほろ苦い春の味わえた人はラッキーだ。

新しくラインナップに入った「ヤブカンゾウ」なるものも、「これはどうやって食べるんですか?」と質問されている人がけっこういた。「それ自体にはクセもなくて味噌ぬたにして食べると美味しいですよ」と政満さんは答える。あっという間になくなっていく謎の野草。

お隣の星農園さんではキャベツが出てきた。たくさんの有機農家さんがいることで、毎週その時期の旬の野菜、野草を楽しめるというのもこの朝市に来る楽しみになっているんだろうなと思う。あまり代わり映えのしないスーパーの野菜コーナーでは旬を味わうという感覚はなくなって、定番野菜はいつもそこにある。野菜にとっていつもそこにあるというのは何だかおかしな状態で、どこかで無理をして育てられて、遠くまで運ばれてきているということになる。冬の青森でなぜきゅうりやナスやトマトが食べられるのだろうか?あまり疑問に思ったこともなかったけれど、ハウスを立てたり、暖房を使ったり、トラックを使ったりとたくさんのエネルギーを使うことでそれは成り立っているんだよなと野菜の辿ってきた路に思いをはせる。

それは、野菜を育てる側だけの問題ではなくて、それを欲する消費者の側の問題でもある。買う。売る。どちらもいなければ成り立たない仕組みの中で今は生活している。その仕組の中から新しい仕組みが生まれるのか、今の仕組みが壊れることで皆が模索し始めるのか。自分も含め今を生きる人が今を維持している。過去に誰かに作られてきたものに疑問を持たずに生かされているというところから一歩抜け出て、未来の世代に残されて困るようなことではなく、感謝されるような生き方を模索していかなければならない。

こちらでの生活を通して、一年後に自分はどんな思いを抱いているのかとても楽しみだ。

朝市は、11:00には終わって、午後は用事を足しに新城市内へ行ったり、道の駅もっくる新城へ行って昼ごはんを食べたりして帰宅。

夜まで強い風ともなう雨が降り続いていた。夕食を食べてなんだかすぐに眠くなってしまったので早めの就寝。明日は休日。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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