11月1日(火)雨
今朝は5:00にスッと目が覚めた。外はまだ真っ暗で部屋の中も暗い、携帯の明かりをたよりに着替えてトイレに行ったらコーヒーを淹れて読書。
公式に認められたものが上手く動いているように見えるのは、その影で非公式の営みが密かに行われているから。というようなことが書かれてある。
どんな職場、建設現場、工場の作業場でも、実際の作業工程は、それを管理する規則からでは、いかに綿密なものでも適切に説明できない。実際の作業は、そうした規則の外部にある非公式の知恵と即興的な対応が効率的だからこそ、やり遂げられている。
ジェームズ・C.スコット著 実践日々のアナキズム
公式に認められたことだけをやっていても、それで対応しきれないことなんて日常的に山程ある。そんな時にマニュアルのようなものだけに従って動いていたのでは目の前のモノゴトは全然進まない。もちろん必要なステップを踏むことが大事なときもある。非公式な、長年の経験だったりそこから発揮される直感みたいなものがものを言うときもある。そういうものがあるお陰で秩序が保たれている見えている。見た目の秩序にとらわれてはいけない。
というこで朝ごはんの時間だ。それが済んだら鶏のお世話へ。外にでると雨が降り出してきたのでカッパを着る。今の肌寒い季節には防寒としての役目を果たしてくれる。夏に何度か体感したあのサウナスーツかと思うような雨の日のカッパ。中から濡れるというカッパの不思議を思えば、今日のカッパがどれほど有り難い存在に感じることか。
ということで、水を替えて、大根の間引きを兼ねて採ったものを鶏に与えた。雨が少し強くなってきたので午前中の作業はここまで。さて雨の火曜日、妻の心が浮ついているようだ。そう月火水のどれかで雨が降って作業がなくなると行けるところがあるのだ。
緑のパサージュのラパンエパンへ。
今日は塩パンがあるらしく、すでにリサーチ済みだった。車で30分ほどのところにある旧・門谷小学校へ車を走らせる。
7月以来になるのだろうか久しぶりに行くことができた。寅さんのコーヒーを飲みながら、ラパンエパンで買った栗のクリームを挟んだマフィンとシナモンロールを半分ずつ、お昼ごはんの前だというのに食べた。妻は顔を歪めて天井を見上げ、その美味しさに感動していた。冗舌な寅さんの話は相変わらずでコーヒーを淹れている間もひたすら喋っていた。
お土産にチョコチップクッキーといくつかパンを買って農園に戻ってきた。お昼を頂いて休憩。午後は雨が収まってきてから作業を始めるということでしばらく待つ。
15:00ころに治まったので先日田んぼ全体に稲藁の束を広げたものの紐を解いて更に散らしていく。
鎌で縛ってある麻ひもを切っていく。これがまたバドミントンをやっているようなイメージに近く、ネットの前に落ちてきたシャトルを拾うかのような動きで、稲藁の束を踏みつけて鎌で麻ひもを切る。そんな感じでリズムよくカットして、全部切り終わったら藁を広げていく。
一番南の長い田んぼとその一段上の四角い田んぼまで作業して今日は終わった。