百姓日誌

福津農園 Day212 玉ねぎの定植、サツマイモを移動

福津農園 Day212 玉ねぎの定植、サツマイモを移動

11月16日(水)晴れ

水、木と時間が取れずに日誌を書けなかった。思い出しながら追想してみよう。数日前だというのに記憶の中を探っても出てこないので、水曜日の作業を撮っていた写真を追うことでその前後は思い出せるのか?あるいは創作になるのか、もはやどちらになっても過去のもの。自分の中に残っている記憶はかなりの部分新たに創作されたものが含まれているのかもしれない。自分の記憶は怪しいと思っている。それより他の人が覚えてくれている記憶の方がその人にとっては記憶に残すほどの価値があったという点で自分のものよりも真実味があるような気もする。

水曜の朝は早く起きていたのか遅く起きたのかは定かではない。ご飯を食べたことは確かだろう。その後は鶏のお世話へ。ホテイアオイを取って鶏たちにあげている。

思い出したのは、鶏小屋の中でホテイアオイを取り出した時に一緒に何か生き物が一緒に出てきたと思ったら、ドジョウとイモリ、ヤゴだった。幸いにも鶏たちには気づかれずにすんでコンテナの中に戻した。自分のせいで思わず連れてこれて来られたので無駄に危険な目に合わせたなという思いになった。その後、(その時はこれはドジョウかそれとも他の生き物かと思っていたので名前を聞こうと思って)バケツにドジョウを移しておいた。

鶏のお世話が終わったあとはサツマイモを保温するために家の屋根裏部屋に移した。

ダイちゃんは日向で昼寝。

その後は玉ねぎの定植。まずは植える場所の土を鍬でほぐす。ひっくり返すのではなく、さして緩めるという感じ。サツマイモを掘った場所はすでに緩んでいる。

終わったら、温床にある苗を取っていく。まずは早とり玉ねぎ。

この畝には3列苗を植えていくので草掻きで溝を作っていく。畝間は15cm。

株間は12~13cm。根っこを2cm位残して切って置いていく。根っこを切ると新しい根っこが生えやすということらしい。

ぐったりしているけれど、玉ねぎは強いらしいので大丈夫とのこと。これにて終わり。

先日干し柿を作るために剥いた柿の皮は乾かして、たくあんを漬ける時に使う。

ということでお昼ごはんの時間。

午後はまず、すだち、ゆず、みかんを収穫。それぞれの場所、木によって味が違うのでという理由をつけて味見をしながら。

次は里芋の収穫。

終わったら水洗いして水を切って自然乾燥させておく。朝晩は冷えてきているので家の中に保管。

というところで、写真の記録は終わっている。写真に記録された時間を見ると16:00、暗くなるまでまだ時間がある。ということはまだ何かをしていた。と記憶?時間?をたどるとその後にキャベツとレタスに鶏糞を撒いたような気がしてきた。いや自分が撒いているという記憶が蘇ってきた。

記録と記憶で繋ぎつなぎの新しい記憶がまた保存されていく。目の見えない白鳥さんが言っていたことはこういうことなんだろうな。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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