百姓日誌

福津農園 Day59 畦塗りと代掻き

5月23日(月)晴れ

洗濯日和の朝。洗濯機に洗濯物をいれて太陽を浴びながら体操して体を目覚めさせる。

キウイの雄花、雌花が咲きみだれてきた。棚の下を通ると花の甘い香りがしている。

朝ご飯を食べたら、鶏のお世話をへと。空になった水桶、わずかに水が残った桶を見ながら、連日暑い日が続いているので喉が乾いてるんだろうなと思った。

今日も農道の草を刈って集めて持っていく。

コンテナを持っていくと足元に集まってくるから、草を上から置こうとすると背負ってしまう鶏もいる。それにもかまわず美味いところを食ってやろうとやっきになっている鶏たち。

それが終わったら、田んぼへ。耕運機が入れなかったところを鍬で田起こし。草が生えているここを起こしていく。

池がある方から水が流れてくるのに合わせて大きなマシュマロみたいなのも一緒に流れてくる。シュレーゲルアオガエルの卵殻だ。たくさんの卵が泡に包まれている。

水が入る前に田んぼの畦に卵を産み付けていて、畦の皮を向いているときにも土の下から出てきていた。田んぼに水が入ってきて卵が産み付けてある高さまで来ると、水にさらわれていく。田んぼに水が入ってそういうことかと思った。

漂うマシュマロを見ながらノアの方舟を想像した。水の入るタイミングを見計らって船を作り、さぁ水が来たぞ~!と、無事に着水できたらあとはいつでも水に孵る。産卵のために田んぼに帰る。水に孵る。生まれた子どもたちは巣立って旅に出る。そしてまた帰ってくる。いつもどこかに帰るからカエルなのかな?と思ったり。白いふわふわの宇宙船にも見えるカエルの卵たちの乗り物がプカプカ水面にそこかしこに浮かんでいる。

お次は、畦塗りのために土と水をなじませて塗りやすくしておく。まず畦のすぐ脇に盛ってある土の間に水を流し込む。

そしたら足でグイグイと踏んでいく。それをしながら、畦の際の部分に空いているかもしれないモグラの穴を足の裏の感覚をたよりに探して埋める。

そしたら、水となじませた土を畦側に寄せて余分な水分を切る。

その間にまた別の場所の畦でも同じ作業をしていく。そちらが終わったら、先程のあげた土の水が切れたのを確認して、もう一度土を寄せる。これをもう一度繰り返して、畦の上の部分まで土を寄せておく。午前中の作業はここまで、これで、畦を塗る準備が完了。午後には水も切れて畦塗り開始。

田んぼにいる間に他の方が玉ねぎを乾燥・保存するために何個かを縛って、竹竿にかける準備をしていた。

お昼ごはんを頂いて、疲労回復のために自家製梅酢を1杯!そして昼寝。

十分寝た後は再び田んぼへ。いざ畦塗り開始。まずは水が切れた土を鍬でトントン叩いていく。叩くことで、大きい土は下へ、細かい土は表面の方に上がってきて最後の仕上げを美しくすることができる。右から左へ。そして左から右へ。

戻ったら次は下から上へ押し上げるようにしながら右から左へ。そして左から右へ。利き手にもよるが、最後の鍬を使って均すときに、押し上げたときにできた小さな段差をスムーズを均すことができるように考えながらやっていくとよい。

最後は鍬に水をつけて、右側をわずかに上げて左側を押し付けながら左から右へ鍬を滑らせる。こまめに水をつけながら、壁を塗るようなイメージで(塗ったことはないけど)土を塗っていく。モグラの穴を埋め、水で練った土を畦に塗ることで田んぼに溜まった水が抜け出ていくことを防ぐことができる。

代掻きをするということで代掻き機登場。タイヤをかご車輪に交換したら、せっかく塗ったところを崩して田んぼへin。。。

「これから何度か直すのよ、もう一度代掻きがあるでしょ、田植え機も入るでしょ」と妙子さん。

ということで、本日一度目の代掻き。今年は水が豊富にあるということで2度目の代掻きも後日する。代掻きをする理由は田んぼの中を均すことが一つ、そして土の中に眠っている草を目覚めさせて生えさせる。その草を2度目の代掻きで除草することで、かなりの草を除草することができるらしい。

政満さんが代掻きをしている間に自分は違う田んぼの畦塗りをしていく。

代掻きを途中で交代して、初代掻きを体験。

回転する車輪から跳ねてくる泥を浴びながら田んぼの中をグイグイと歩いていく。

ということで今日はこれで無事に終了。明日は隣の大きい田んぼを代掻きする。

今日の成果。

泥だらけの長靴、服を水で洗い流し終わって、いつの間にか周りも暗くなってきていた。そこには今日一日の疲労を全身に心地よく感じている自分がいた。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生
赤石家のカズです。
2022年3月から農業の研修を開始!
誰かの役に立つかは分からないけど、困ってる自分を助ける。
他のだれかも同じことを思ってるかもしれないと思いながら。

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