百姓日誌

福津農園 Day 22 草に埋もれた野菜を救う。そして、ひよこがやって来た!

3月29日(火)くもり 雨が降りそうな天気

いつも通り朝は鶏のお世話から。今日は小松菜やカブのお花畑から一本ずつ引っこ抜いて緑餌に。

柿畑の東側はすっかり何もなくなった。

昨日鶏小屋に積んでいた落ち葉は全体に均等に分けられていてビックリ!いい仕事するね鶏達。

ご褒美に緑餌をたっぷりと。

元気なのか卵もいっぱい。

すぎちゃんには昨日の野草の残りを、好きなもの嫌いものかき分けながらムシャムシャと食べてくれた。

さて今日は野菜を草から救うために、草刈りをしていく。まずはキャベツとブロッコリーの畑から、畝間は刈払い機で、株の間は鎌で少しずつ刈っていく。

スッキリ、これで太陽の光をたっぷりと浴びられるようになった。

草刈りをしていると、ひよこ達がやってきた。昨日まで準備をしておいた育雛器の中に一匹づつ入れいていく。

ピヨピヨ言いながら、発酵熱で温められた箱の中で身を寄せ合って温まっているようだ。中の落ち葉に手を突っ込んでみるとかなり暖かくて、人間が暖をとるのにもいいかもなんて思ったりした。

草刈りのついでに近くの種を蒔いた場所を確認。なかなか出てこなかったニンジンの芽を発見してホッとした。

他にも大根、カブの芽が出てきていた。

引き続き、ゴボウの周りの草を刈ったり

エンドウ豆、ソラマメを草から救出していく。

愛知県新城市福津農園の桜はすでに満開。

セルトレーに蒔いたキャベツの芽もむくむくと活動を始めた。一緒に雑草たちも。

草刈りが終わってちょうどお昼ごはんの時間になった。昼食後には政満さんの話を聞きながら、どんな農業をするのかはどんな生き方を選ぶかだよなぁなんて思ってみたり。有機農業を選ぶということだけが良いわけではないんだよなとそのやり方次第では、それすらも維持することが難しくなってしまう。だったらどんな農業をするのか、そのためにはどんな生活スタイルを選ぶのか、考えなきゃいけないことは山積みだ。自分だけがそれを選んだとしても、劇的に何かが変わるわけではないかもしれない。

自分が楽しんでいたら、いつの間にか同じことを楽しんでくれる仲間が現れたサルサのように、これからやることを楽しんでやることで「え?そんなに楽しいの?」なんて思う人が増えてくるはず。そして、その楽しさを共有できる仲間は日本、世界中にできていく。

一人の小さな動きなんて思う時もあるけれど、楽しむことで世界はつながっていくのかもしれない。

午後は落ち葉集めの続き。

天気が悪くなって来たけれど、木の葉の間から差し込む光と緑が綺麗だった。

今日は3人で30袋の落ち葉を集めたところで、急に雨が降り出してきた。3人で一輪車をおして急いで鶏小屋まで運んだ。

帰り際、小屋の西側に沢が流れてるというのを聞いていたので覗いてみたら、偶然にもサワガニがいた。彼らは水がキレイなところにしか住まないらしく、この農園を流れる水が綺麗だという何よりの証拠だ。鳥も虫も様々な生物がホントにたくさん住んでいるこの農園は生物多様性を実現していて、そのことによってこの土地で人が生きることを許されている。

今読んでいた本にも書いてあったけど、人間も太陽に当たることが大事だということは聞いたことがあるが、太陽光エネルギーを使って人間は他の生物にとって有益な何かを生み出せるのか?いや何も生み出せない。海でも陸でも植物がいる。彼らは太陽光エネルギーを利用して光合成を行い、酸素や様々な有機物を作り出す。

植物が成長していく過程で、地中に伸びた根を使って土の中の微生物とコミュニケーションをとって彼らに必要な養分を渡したり、もらったりしながら成長していく。子孫を残したり、もしくは彼ら自身が虫に食べられたり、動物に食べられたりもする。

そんな虫や動物をまた別の虫や動物が食べる。そして人間も食べる。食べられたものは、亡骸となってその場で朽ちていったり、生物の体内で分解されて排泄され、また土に住む微生物の食べ物となってさらに分解が進む。自然界ではそんサイクルがいたるところで、目まぐるしく起きている。

その始まりには「植物」の存在が欠かせないということがわかる。彼らがいなければ、今地球上に存在する人間を含めた動物は存在することができない。すべての生物が絶妙なバランスを保ちながらこの地球を存在させていると考えると、雑草や虫、ある種の動物は敵だと思っている人間の考え方は利己的かもしれない。だれのせいでそうせざる得ないのかということに思いがいたらない。

詳しくは「緑の世界史-クライブ・ポンティング」という本を読んでみることをオススメする。今書いてきたような内容が書いてある。

農業に関連する本(農業のやり方の本は読んでいないけど)を読んできているけど、同じような考え方が書いてあった。自分がそういう方に偏って本を選んでいるからだと思うが、土の成り立ちや、森と海の関係、人間と土との関係、政満さんの話を聞いてもそうだなと腑に落ちることばかりだ。

作物の育て方やなんかは、実践の中で少しずつ学ぶことができているので小手先の手段ではなく、それをする理由を語れる哲学を学び取っていきたいと改めて思った。

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生
赤石家のカズです。
2022年3月から農業の研修を開始!
誰かの役に立つかは分からないけど、困ってる自分を助ける。
他のだれかも同じことを思ってるかもしれないと思いながら。

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