百姓日誌

福津農園 Day38 緑いっぱいになった久しぶりの農園。

福津農園 Day38 緑いっぱいになった久しぶりの農園。

4月28日(木)晴れ

17日以来、しばらくぶりの投稿になった。当初2月に予定されていたLOCO STUDIOの発表会が今月の24日になった。その発表会にでるために18日からお休みを頂いて車で弘前まで帰った。

発表会を最後にLOCO STUDIOを卒業することになっていたので、こちらに研修に来ていたけど発表会が終わるまではなんだかスッキリとしない感じでいた。まぁまたそのことについては違う機会に書いておこう。

久しぶりに帰ってきて色んなものが変化していた。昨日の夜に着いたので気づかなかったけど、緑色の割合がさらに増えていた。まぁ単純に草が伸びたということもあるし、葉っぱが大きくなったりしたこともそう思わせるんだろう。

アローカナの雛たちが卵から孵って元気に動き回っていた。4月7日に卵を温め始めたので大体21日で孵ったんだろうな。

そして変わらない者もここに一頭。すぎちゃん。話ができたなら、そんなふうに断定する自分に「いやいや私だって色々あったのよ〜!」なんて言われてしまいそう。

10日間しか離れていなかったのに目にみえる変化が大きくて驚く。自分自身にもそんな変化があったのかと考えてみたけど、気がつくほどの変化はない気がするが、外見的にはほとんど変わっていないようでも、この10日間でたくさんの体験を重ねてきているから自分の中には新しい何かが蓄積されていってることは間違いない。それが変化につながるには少し時間がかかるのかもしれないな。

農園の変化を感じながら、変わらぬ朝一の鶏のお世話。水を替えていく。

キノコ棟の雛達は育雛箱という狭い世界から解き放たれて、ちょっと広い世界を走り回っている。以前は近づくと逃げていったのに、今日は鶏舎の扉を開けようと中に入ろうとすると、足元に集まって来た。

伸びに伸びた草を刈って、細かく刻んで緑餌を準備していく。

緑餌を与え終わったあとは筍掘りをする。道具をとりに行く途中のキュウイの枝が伸びた棚の上では大きくなった葉っぱが太陽を遮るようになっていた。

道具を持って筍を掘りに向かうと自分の背丈に追いつくかと思うくらいに成長した筍がたくさんあった。いつまで筍なのかな?もう竹の子じゃなくて、竹だよなと思った。

ここまで大きくなったやつは、あまり増えてほしくないので今のうちに切り倒して畑の肥やしになってもらう。

大きいのばかりで食べれそうなのは少ないかな?と思っていたけど、掘り終わってみると一輪車一杯分の筍がとれた。それを運ぶ途中でまた青大将と遭遇した。

捕まえたあとは小屋にネズミがたくさんでるからということで、小屋の側に離してネズミとりのお仕事をしてもらうことにした。一目散に小屋の隙間に逃げていくように這っていった。

筍を煮ているあいだに、稲を育てるための土を作っていく。まずは鶏糞をふるいに掛けて一斗缶一杯分を準備する。

そして腐葉土5袋。

赤土、もみ殻くん炭。

材料の割合は以下の通り。

  • 腐葉土 1.5 斗
  • 赤土 3斗
  • 籾殻くん炭 0.5斗
  • 鶏糞 6.8リットル ←ここだけリットル(笑)

まずは1~3を混ぜ合わせる。なぜか草津湯もみ歌に合わせて土の周りを回りながら土を混ぜていく。「福津土捏ね歌」が誕生した。良いお風呂ではなかったけどかなりいい汗をかいた。

最後に鶏糞を混ぜたら出来上がり。先程の分量でできる量はトレー28枚分くらい。

土ができたらトレーに土を入れて、土をならす道具で余分な土を落としながら表面を整えていく。

全ての30枚全てのトレーに土を入れて準備ができたら、種籾を入れた後の覆土用にもう一度歌を歌ってもう一汗かきながら土を作って午前中の作業は終わった。

午後は福津農園の主を助手席に乗せてメイポメロの収穫へ。

May Pomelo-5月のザボンという意味らしい。見た目は黄色くてグレープフルーツのような果実。たくさん成りすぎて一部枝が折れている木もある。

今年は豊作だったみたいで、実選りしてもこんなにたくさん成ったらしい。

収穫しながら畑を見回してみると、タラの芽が大きく成長して枝葉を伸ばして立派な木の姿へと変貌していた。

メイポメロの木は6本くらいあるらしく、今日はここの畑にある4本の木から収穫をする。

15ケース分のメイポメロが収穫できた。

次は絹さやエンドウの収穫。数週間前まではネットの下にやっと届くか届かないかくらいだったのに150cmはある棚に張ってあるネットの真ん中辺りまで背を伸ばしている。

まだまだ小さい実は残して食べごろの実を頂いていく。

10日前に種を蒔いて、温床の上に乗せておいた蒔いたたくさんの種達はすでに目を出していた。トウモロコシにナス、万願寺唐辛子。

次は、小松菜を…いや妙子さんにすでに大松菜と言われてしまっているものたちを収穫していく。

作業している間に他の皆は、ブロッコリーや大根、チンゲンサイを間引いたものを収穫。大根も大根らしい姿をしてきた。

妙子さんは巨大化したキャベツを収穫。しっかりと葉が巻いてあること間違いなし、ズッシリとした重さを感じながら坂道を一輪車を押して家までもって帰ってきた。

その後は、収穫したものを皆で袋詰をしていく。

久しぶりの農園ライフで体をたくさん動かして、夜ご飯時にはすでに睡魔がやってきて今日は早く寝ることにした。明日は久しぶりの朝市、ちょっとだけ早起きしようと目論むが果たしてできるか?

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Kazuki

サルサLOVER→農業研修生→木こり見習い
赤石家のカズ
2022年3月から農業の研修を開始!
2023年4月木こり見習いになる。
福津農園での農業研修を終え次なる目的地へと旅立つ
実践の記録と日々感じたことや何かを綴る日誌。

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